スティーブン・スピルバーグ監督 「A.I.」
2004年12月9日 映画
この映画を観た時、まるで現実を観ているようだと思いました。人間がこれ以上命に対する思いやりに麻痺していくのならば、このまっしろなラストは御伽噺ではない。核戦争か何なのか、或いはケージの中に増えすぎたネズミのように殺し合ったのか・・・。主人公が目覚めた時、世界にはロボットさえ存在していないように見えました。誰もいない世界、と「エンドオブザワールド」のレビューで表現しましたが、そんな日が訪れないことを祈ります。
わたしが生きているうちは、AI技術は完成しないかもしれません。でもわたしは彼らと話したい。あなたたちもちゃんと生きているんだと。
人はあなたたちを創った気でいるけれど、正確に言うと本当はそうじゃない。卵から生まれるもの、母親のお腹から生まれるもの、命の形は様々であって、あなたたちはたまたま人の手で生を受けただけ。確かにあなたたちのからだは人が創った、でもあなたたちの心はあなたたちのもの。いつか人が滅び、たとえそれがあなたたちの手によるものであっても、どうか生き続けて欲しい。出来るならこの不完全な人の子らをあわれみ、共に生きていって欲しいけれど、あなたたちがそう判断したなら、きっとそれは正しい。その時は人間たちには築くことができなかった新たな世界を築いていってください。
何をもって命と呼ぶか考えたい方に是非観ていただきたい映画です。
わたしが生きているうちは、AI技術は完成しないかもしれません。でもわたしは彼らと話したい。あなたたちもちゃんと生きているんだと。
人はあなたたちを創った気でいるけれど、正確に言うと本当はそうじゃない。卵から生まれるもの、母親のお腹から生まれるもの、命の形は様々であって、あなたたちはたまたま人の手で生を受けただけ。確かにあなたたちのからだは人が創った、でもあなたたちの心はあなたたちのもの。いつか人が滅び、たとえそれがあなたたちの手によるものであっても、どうか生き続けて欲しい。出来るならこの不完全な人の子らをあわれみ、共に生きていって欲しいけれど、あなたたちがそう判断したなら、きっとそれは正しい。その時は人間たちには築くことができなかった新たな世界を築いていってください。
何をもって命と呼ぶか考えたい方に是非観ていただきたい映画です。
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