アンドリュー・ニコル監督 「シモーヌ」
2004年12月10日 映画
アル・パチーノ演じるヴィクター・タランスキー監督は、最近ではどの映画もさっぱり売れず、監督生命を賭けて挑んだ新作の主演女優に途中降板されて大ピンチ。作品を完成させるため、彼は一人の新人女優に白羽の矢を立てる。
それがシモーヌ。完全無欠の美貌と演技力を誇る魅惑的な女性。全世界が彼女に熱狂し、テレビのどのチャンネルをつけてもシモーヌ、シモーヌ、ラジオも雑誌も新聞もみーんな彼女に夢中。
しかしタランスキー監督には秘密があった。
初めはその秘密を世間に公表するつもりだった。恐らく、わがまま放題の俳優たちへの警告として。しかし彼女の余りの人気に時機を逃してしまった。
彼女はこの世に存在しない。シモーヌはCGで創り上げられたヴァーチャル女優だったのだ。
彼以外にその秘密を知るのは墓の下に眠るコンピューターエンジニア、ハンクのみ。目の前に姿を現さないシモーヌに焦れる人々。シモーヌが生きた人間であるという証拠作りに奔走し、心身共に疲れ果てるタランスキー監督。
↑監督がパソコンの前で演技をし、インタビューに答え、真っ赤な口紅をつけて写真にキスマークをつけ(マフィア映画で知られるアル・パチーノが真っ赤な口紅を・・・/汗)、サインをしたり、彼女とホテルに泊まったように見せかけたり(彼女の香水、下着まで用意)シモーヌそっくりの人形を運転席に乗せて自分は助手席からバレないように密かに運転したりと(交通法違反です)涙ぐましい努力を重ねるのです。
とうとう元妻との復縁まで居もしないシモーヌに邪魔されて、彼は決心した。
彼女を「引退」させるため、彼はシモーヌのプログラムをウイルス感染させ、データを破壊してトランクに詰め、海底に捨てた。そして彼女は死んだと人々に発表(しかも慈善活動のために訪れた土地でウイルス感染した、と/汗)、空の棺で葬儀を行う。ところがトランクをヨットに運び込む彼の姿が監視カメラに収められていて、彼は殺人及び死体遺棄容疑で逮捕されてしまった! トランクを引き上げてみれば自分が無罪だとわかる、詐欺罪はあるけど、という彼(交通法違反は?)と共に警察がトランクを引き上げてみると、鍵は空いていて中は海藻だけ。運悪く、そこはサメのいる海域。シモーヌの遺体はサメに食べられたことになってしまう。しかも「世界の恋人を自分が注目されなかった嫉妬から殺した」ために陪審員の同情は得られそうにない。陪審員だってきっと彼女のファンだらけ。今こそ最大のピンチ、どうするタランティーノ監督!?・・・違った、タランスキー監督!?
ちょっと調子に乗って書いてみました(笑)。
都合よく展開しすぎるものの、面白い映画ですよ。「シモーヌ」がこの映画のために作られた完全なCGならもっと良かったなぁと思いますが(ところどころCG加工されていますが、実在の女性が彼女を演じているのです)。ラストも、大騒動であったにも関わらずきれいに丸くおさまってしまったのが残念でした。
コメディとして気楽に観てください^−^
それがシモーヌ。完全無欠の美貌と演技力を誇る魅惑的な女性。全世界が彼女に熱狂し、テレビのどのチャンネルをつけてもシモーヌ、シモーヌ、ラジオも雑誌も新聞もみーんな彼女に夢中。
しかしタランスキー監督には秘密があった。
初めはその秘密を世間に公表するつもりだった。恐らく、わがまま放題の俳優たちへの警告として。しかし彼女の余りの人気に時機を逃してしまった。
彼女はこの世に存在しない。シモーヌはCGで創り上げられたヴァーチャル女優だったのだ。
彼以外にその秘密を知るのは墓の下に眠るコンピューターエンジニア、ハンクのみ。目の前に姿を現さないシモーヌに焦れる人々。シモーヌが生きた人間であるという証拠作りに奔走し、心身共に疲れ果てるタランスキー監督。
↑監督がパソコンの前で演技をし、インタビューに答え、真っ赤な口紅をつけて写真にキスマークをつけ(マフィア映画で知られるアル・パチーノが真っ赤な口紅を・・・/汗)、サインをしたり、彼女とホテルに泊まったように見せかけたり(彼女の香水、下着まで用意)シモーヌそっくりの人形を運転席に乗せて自分は助手席からバレないように密かに運転したりと(交通法違反です)涙ぐましい努力を重ねるのです。
とうとう元妻との復縁まで居もしないシモーヌに邪魔されて、彼は決心した。
彼女を「引退」させるため、彼はシモーヌのプログラムをウイルス感染させ、データを破壊してトランクに詰め、海底に捨てた。そして彼女は死んだと人々に発表(しかも慈善活動のために訪れた土地でウイルス感染した、と/汗)、空の棺で葬儀を行う。ところがトランクをヨットに運び込む彼の姿が監視カメラに収められていて、彼は殺人及び死体遺棄容疑で逮捕されてしまった! トランクを引き上げてみれば自分が無罪だとわかる、詐欺罪はあるけど、という彼(交通法違反は?)と共に警察がトランクを引き上げてみると、鍵は空いていて中は海藻だけ。運悪く、そこはサメのいる海域。シモーヌの遺体はサメに食べられたことになってしまう。しかも「世界の恋人を自分が注目されなかった嫉妬から殺した」ために陪審員の同情は得られそうにない。陪審員だってきっと彼女のファンだらけ。今こそ最大のピンチ、どうするタランティーノ監督!?・・・違った、タランスキー監督!?
ちょっと調子に乗って書いてみました(笑)。
都合よく展開しすぎるものの、面白い映画ですよ。「シモーヌ」がこの映画のために作られた完全なCGならもっと良かったなぁと思いますが(ところどころCG加工されていますが、実在の女性が彼女を演じているのです)。ラストも、大騒動であったにも関わらずきれいに丸くおさまってしまったのが残念でした。
コメディとして気楽に観てください^−^
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