戦時中日本が中国に対して行なった行為のルポルタージュ。残念ながらわたしはまだ「悪魔の飽食 第三部」しか読んでいないのですが、いずれ入手して全巻読むつもりです。
 僭越ながら言わせていただきます。
 日本人にはこの行為を謝罪する義務がある。
 「過ぎたことは水に流そう」「臭いものには蓋をしよう」は日本人の良くない気質だと思うのです。今年、重慶でのサッカーアジアカップの試合で、中国の若者が日本選手に対し激しいブーイングを行ないました。あれをただ単に怒るのではなく、わたしたちはなぜそうまでされたのか考えるべきだと思うのです。重慶に限らず、先人が何をしたのかを。
 この本を読む以前、わたしはナチスドイツの行なったことに対しひどく憤慨してきましたが、自分の国のやったことも知らずにナチスを批判する資格はなかったのです・・・(><)
 歴史を忘れてはいけない。まして「そんなことはなかった」という日本のお偉い学者さんたちの説を鵜呑みにされませんよう。それなら「そんなことはしていない」にも関わらず人々は一体どこへ忽然と消えたというのか。一人一人が自分の頭でしっかり咀嚼しなければ、再びこのようなことは幾度となく繰り返されてしまいます。

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