アレクサンダー・ウィット監督 『バイオハザード II アポカリプス』
2005年2月14日 映画
*注*ラストに関するネタバレあり。
二作目となるこのアポカリプスでは、ゾンビたちよりむしろ生きている人間たちに恐怖を感じました。
例えば地球の裏側で「こういう事件があった」とマスコミが報じても、その情報を受け取る自分は自分の目でそれが真実であることを確認できない。本当はそんな事件はなかったのに、あったのだと信じ込んでしまう。そしてそれが常識となってしまう。
この『バイオハザード? アポカリプス』でもそういったことが起こるのです。前作『バイオハザード』を観た方はわかると思うのですが、ハイブの不祥事によりラクーン・シティにウイルスが漏れました。ラクーン・シティの人々はウイルスに感染。お偉いさんたちは、まだ感染していない生きている人もろともシティの出入り口を封鎖しました。人々はゾンビから逃げることができず次々に感染。お偉いさんたちは変異したゾンビに生きている人々を殺させる実験もやったのです。生きている人間が主人公たちだけになり(恐らくそう)、感染レベルが最悪になった時。お偉いさんたちはシティを核で吹き飛ばしました。証拠隠滅です。そしてシティ爆発の原因を「原子力発電所の事故」としました。それは嘘だ、真実は違うのだ、と主人公サイドはマスコミに訴えました。しかしお偉いさんたちはマスコミに根回しをしていました。あくまでも「事故」であると。ウイルス感染という真実を訴えた主人公サイドは嘘つき呼ばわりされ、追われる身となります。まるでそれが事実であるかのように、指名手配のニュースは読み上げられます。
根回しをすれば真実は隠蔽でき、ニセの情報を「本物」として広められる。真実を叫ぶ者をデマ犯として指名手配することも可能。・・・恐ろしい。真にわたしたちが恐怖すべきは死してなお動くゾンビたちではなく、人間なのではないでしょうか。画面の中のゾンビたちはわたしたちを食べたりはしない。けれど現実世界のマスコミが伝える情報は、本当に真実なのでしょうか・・・?
そういった意味でも実に怖い映画でした。
3が楽しみです。負けるなアリス!
二作目となるこのアポカリプスでは、ゾンビたちよりむしろ生きている人間たちに恐怖を感じました。
例えば地球の裏側で「こういう事件があった」とマスコミが報じても、その情報を受け取る自分は自分の目でそれが真実であることを確認できない。本当はそんな事件はなかったのに、あったのだと信じ込んでしまう。そしてそれが常識となってしまう。
この『バイオハザード? アポカリプス』でもそういったことが起こるのです。前作『バイオハザード』を観た方はわかると思うのですが、ハイブの不祥事によりラクーン・シティにウイルスが漏れました。ラクーン・シティの人々はウイルスに感染。お偉いさんたちは、まだ感染していない生きている人もろともシティの出入り口を封鎖しました。人々はゾンビから逃げることができず次々に感染。お偉いさんたちは変異したゾンビに生きている人々を殺させる実験もやったのです。生きている人間が主人公たちだけになり(恐らくそう)、感染レベルが最悪になった時。お偉いさんたちはシティを核で吹き飛ばしました。証拠隠滅です。そしてシティ爆発の原因を「原子力発電所の事故」としました。それは嘘だ、真実は違うのだ、と主人公サイドはマスコミに訴えました。しかしお偉いさんたちはマスコミに根回しをしていました。あくまでも「事故」であると。ウイルス感染という真実を訴えた主人公サイドは嘘つき呼ばわりされ、追われる身となります。まるでそれが事実であるかのように、指名手配のニュースは読み上げられます。
根回しをすれば真実は隠蔽でき、ニセの情報を「本物」として広められる。真実を叫ぶ者をデマ犯として指名手配することも可能。・・・恐ろしい。真にわたしたちが恐怖すべきは死してなお動くゾンビたちではなく、人間なのではないでしょうか。画面の中のゾンビたちはわたしたちを食べたりはしない。けれど現実世界のマスコミが伝える情報は、本当に真実なのでしょうか・・・?
そういった意味でも実に怖い映画でした。
3が楽しみです。負けるなアリス!
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