水野和彦 「音薬効果 なぜ音でヒトは変わるのか」
2005年5月3日 おすすめの本一覧
様々な音が人に及ぼす影響について書いた本。全てのものは粒子の集合体、人もまた然り。音=振動であって、粒子にその震えは伝わる。普段何気なく聴いている音、たとえそれが気づかないほど遠く小さい音であっても音は確実に自分に影響を与えている。良い薬になる音もあれば毒になる音もあり、特に刺激の強すぎる音は麻薬のように人を蝕む、ということがよくわかります。傾向として高い音、突発的な音(例えばチョークを黒板にこすりつけた音など)よりは低い音、継続的な音(鐘の音など、低音を含んだ安定した音。大概の鐘は高い場所にあり、その音が上から聴こえるのは良い効果でしょうね)が好まれるというくだりにはなるほどと思いました。NAMについても多く触れられており(聴くことによって精神を落ち着かせることができる音楽。ニュー・エイジ・ミュージック)、非常に興味を引かれます。まさに音薬☆ 特にスティーブン・ハルパーンのものは要チェック、とメモしました。それにしても、高周波帯域の音が脳を破壊できる可能性があるというくだりは恐ろしいですね。冷蔵庫のモーターの低周波音が胃の周辺に共鳴して空腹を招くというのはまだ笑って読めますが・・・^^
最後の第六章はきっと音楽を使った自己改革に役に立ちますよ☆ あなたと音との関係を変えてくれる本です。
最後の第六章はきっと音楽を使った自己改革に役に立ちますよ☆ あなたと音との関係を変えてくれる本です。
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