ラース・フォン・トリアー監督 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
2005年6月4日 映画
歌うことの悲しみを教えてくれた映画。
息子を愛するセルマ。遺伝性の病を抱える息子の目を治すため働くセルマ。心の中ではいつも大好きなミュージカルを歌い続けている。愛する息子の目を治したいセルマ。自分の目はもう全く見えなくなっているのに。目が見えないのを周りに隠しながら働き続ける彼女は、大事に大事に貯めてきた治療費を隣人に盗まれて、揉み合ううちに誤って彼を撃ってしまう。何発撃っても彼はお金を離さない。パニックになった彼女は彼を金庫で殴り、殺してしまったことに気づく・・・。警察に捕まる前に、彼女は医師にお金を預ける。彼女は頭の中でずっと歌い続けている。
裁判で口を閉ざすセルマ。目が見えるフリをしていたせいで、彼女はどんどん凶悪な強盗殺人犯にされていく。目が見えないと嘘をついて減刑を狙っているのだ、何て卑怯なのだ、と。お金を盗んだ隣人は、自分の妻に「セルマが自分の金を盗んだ」と嘘をついていたのだ。有能な弁護士によって死刑が延期になる可能性はあったけれど、「息子の手術代が無くなってしまう」と彼女は死刑を続行させた。
死刑直前。歌うセルマ。
「これは最後の歌なんかじゃない・・・最後から二番目の歌・・・」
歌は途切れる。
死刑執行。
理不尽でたまらない気持ちになる映画ですが、わたしはこの映画により、歌が幸せな時ばかりに存在するのではないと知りました。二度と観たくない映画だけれど、忘れられません。
They say it’s the last song.
They don’t know us,you see.
It’s only the last song.
If we let it be...
息子を愛するセルマ。遺伝性の病を抱える息子の目を治すため働くセルマ。心の中ではいつも大好きなミュージカルを歌い続けている。愛する息子の目を治したいセルマ。自分の目はもう全く見えなくなっているのに。目が見えないのを周りに隠しながら働き続ける彼女は、大事に大事に貯めてきた治療費を隣人に盗まれて、揉み合ううちに誤って彼を撃ってしまう。何発撃っても彼はお金を離さない。パニックになった彼女は彼を金庫で殴り、殺してしまったことに気づく・・・。警察に捕まる前に、彼女は医師にお金を預ける。彼女は頭の中でずっと歌い続けている。
裁判で口を閉ざすセルマ。目が見えるフリをしていたせいで、彼女はどんどん凶悪な強盗殺人犯にされていく。目が見えないと嘘をついて減刑を狙っているのだ、何て卑怯なのだ、と。お金を盗んだ隣人は、自分の妻に「セルマが自分の金を盗んだ」と嘘をついていたのだ。有能な弁護士によって死刑が延期になる可能性はあったけれど、「息子の手術代が無くなってしまう」と彼女は死刑を続行させた。
死刑直前。歌うセルマ。
「これは最後の歌なんかじゃない・・・最後から二番目の歌・・・」
歌は途切れる。
死刑執行。
理不尽でたまらない気持ちになる映画ですが、わたしはこの映画により、歌が幸せな時ばかりに存在するのではないと知りました。二度と観たくない映画だけれど、忘れられません。
They say it’s the last song.
They don’t know us,you see.
It’s only the last song.
If we let it be...
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