フジ子・ヘミング 「奇蹟のカンパネラ」
2005年7月1日 音楽
他のどのピアニストとも弾き方が違う。うまく説明できませんが、ピアノと彼女が一体化して奏でているような、すべやかな音がすると思います。ピアノと真摯に向き合っているからこそ、ピアノが応えてくれるのだと思います。リストの「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」は重くないのに迫力がありますし、ショパンの「エチュード 第1番 変イ長調 エオリアン・ハープ」は繊細な糸を紡ぐよう。「エチュード 第1番 変イ長調」は聴いていて悲しくも美しい物語を想い起こします。「ラ・カンパネラ」はやはり一番のお奨め。知性と強い精神を感じる絶品です☆ 「ため息」も「愛の夢 第3番 変イ長調 」も、あまりにも心地よくてまどろんでしまいました^−^ 「小鳥に説教するアッシジの聖フランシス」は可愛くて、小鳥と聖フランシスのほのぼのした交流を想像できます。録音状態も良し。
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