クロコダイルは獲物を食べる前に涙を流す。スティーヴンは、自分を愛する人の血を飲まなければ生きられない体。しかし女性たちは殺される際に彼への愛を恐怖や憎しみに変えてしまい、その血は彼の体を蝕んでゆく。ジュード・ロウが体温を感じさせない演技をしているのが印象的です。凍りついたその体に熱が生まれるのは、血が流れるその時だけ。スティーヴンが何者だったのかが語られずに終わったのは、余韻と謎を含み、かえって良かったように思います。多くの女性を殺してきた彼は心から愛せる女性に出逢えるけれど、彼女は彼が普通の人間でないことに気づく。逃げる彼女を彼は追う。彼女の愛がなければ死んでしまう。彼女の血が。ラストは彼なりのハッピーエンドだったのかもしれません。
 ジュードがひたすら美形なので女性におすすめ☆
 ラストはかなりドキドキします。

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