「ミャーオ!」は健在、ハル・ベリーによるキャットウーマン。悪女要素の強かった「バットマン リターンズ」のミシェル・ファイファーのものと比べると、こちらは昼間でも十分暮らしていけそうで、悪女というよりは強い女という印象。キャットウーマンになる以前の主人公には親友と呼べる友達がいて、個人としてそう抑圧されてはおらず、やはり「バットマン〜」のキャットウーマンの方が開放感や悪の華があるように思います。孤独と悲劇という化粧もある。対してこの作品はまず脚本や人物設定の作りこみがぬるく、社長は不倫をしていて独善的な以外そこまで悪人でもないし、主人公の恋人役も彼女が普通の人間でなくキャットウーマンだということに不思議と恐れを感じていない。映像もこのテーマにしては制作費がなかったのかな?と首を傾げる仕上がり。何よりアクションシーンに猫っぽさが欠けていたのが大変残念。わざわざキャットウーマンを映画のヒロインにすることもなかったように思います。ただし、ハル・ベリーの肉体美とポージングに見惚れてしまう一作であることは間違いなし。シャロン・ストーンもきれい。

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