わたしは部屋にかかってきた電話をとりません。
 正確には知らない番号からかかってきた電話には、受話器を取っても返事をしないのです。
 なぜかというといつも間違い電話だから。
 受話器の向こうのお相手は毎回違えど、その方々はいつも「もしもし、佐藤さんですか」とお尋ねになるのです。
 例えばこれはいい加減度重なる「もしもし、佐藤さんですか」コールにうんざりしてきた頃の電話内容。

  相手「もしもし、佐藤さん?」
 わたし「違います」
  相手「お宅、佐藤さんじゃないの?」
 わたし「違います。番号をお間違えじゃないですか?」
  相手「間違ってないですよ。09×-××××・・・」
 わたし「確かにこの電話はその番号ですけれど、わたしは佐藤ではありません。この番号を前に使っていらした方が佐藤さんという方なのだと思います。御本人に新しい番号をお尋ねになってください」
  相手「へぇ。お宅、今佐藤さんが使ってる番号知らないですか?」
 わたし「・・・知りません」

 前にこの番号を使っていた方が番号を変えられたみたいですね、と説明をすれば大抵その相手からはかかってこなくなるわけですが、たまにわかってくださらない方もいまして、「あんたは本当は佐藤さんなのにとぼけているんだろう」という話にまで発展することも^^; 違いますって! 今度名前を尋ねられたら「塩田です」とか「塩川です」とか答えてみようかしらね。「醤油です」でも良いかも知れぬ(全国の佐藤さんごめんなさい・・・m(_ _)m) 
 で、わかってくださらない方の番号はしっかり記憶して、その電話は取らないようにしています。たまにうっかり受話器を取った時は返事をせず相手が電話を切るのを待ちます。ひどいでしょうが、わざわざ着信拒否ができる電話に買い換えるのも何だかしゃくなのです。

 そして・・・、度重なる「もしもし、佐藤さんですか」コールに、だんだんその佐藤さんに興味がわいて参りました。これだけたくさんの方に新しい番号を教えていないということは、もしや犯罪でもやらかして失踪した? サラ金に借金? ホストorホステスに貢ぎ? 不倫して駆け落ち? 違う名前の違う人間になった? などなど勝手な想像は膨らむのです・・・お心当たりのある佐藤さんは前使ってた番号に電話くださいな♪(笑)

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