オルハン・パムク 訳・・・和久井 路子 『わたしの名は「紅」』
2006年1月11日 おすすめの本一覧
こういう手法の小説もあるのか、と驚きながら読みました。冒頭では一人の男が死んでいる。殴られ、古井戸に落とされて。彼を殺したのは何者か? ミステリーとして面白いだけでなく訓示にも満ちており、異国情緒も味わえます。人妻の、といっても夫は戦争から帰って来ないのだけれど、恋物語も展開。犯人の辿った末路に、作者の類まれな人間観察力を感じました。
分厚い本ですがまた読み返したいです。
どこか遠い、聞いたこともない国へ旅行したくなりました。
分厚い本ですがまた読み返したいです。
どこか遠い、聞いたこともない国へ旅行したくなりました。
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