ブライアン・ヘンソン監督 「ビーンストーク ジャックと豆の木」
2006年2月11日 映画
海外ドラマ。
オープニングは「昔々・・・」で始め、劇中では「おとぎ話が本当におとぎ話とは限らない」と語り、エンディングは「二人は末永く幸せに暮らしました」で締める。
この作品はただ単純にジャックと豆の木という「おとぎ話」を描いたわけではありません。
このドラマの主人公・ジャックは現代に生きる男性。しかしジャックは400年前に先祖が犯した罪(金の卵を産むガチョウとハープを盗み、巨人を殺した)の責任を問われて、雲の上の世界の人々に死刑を求刑されます。400年前の事件で巨人を失い正常なバランスを保てなくなった雲の上の世界は荒廃してしまっています。雲の上の世界の人々はこう考えます、ジャックには子供がおらず両親もいない、だから彼一人を犠牲にすればいい・・・と。雲の上の世界の人々は、ジャックが死ねば世界のバランスは元に戻ると考えているのです。
これって今の環境問題にも言えるのではないでしょうか。子孫自身が望む望まないに関わらず、先祖のツケを払わされる。命すらも脅かされる。「自分さえ良ければいい」(=今、自分が生きているうちに生命が滅びなければそれでいい)という意識が子孫にどんな被害をもたらすか。なかなか考えさせられます。
<備考>
平穏だった頃の雲の上の世界がお世辞にも美しくないことと、オーディンなど名だたる神々が登場するのにほとんどがただ登場しただけだったことなど不満な点は多々ありますが(女神さまがニューハーフっぽかったのが何とも悲しい・・・きっと地獄には美形な女悪魔がいるに違いない!☆)、海外ドラマの実力を感じました。
オープニングは「昔々・・・」で始め、劇中では「おとぎ話が本当におとぎ話とは限らない」と語り、エンディングは「二人は末永く幸せに暮らしました」で締める。
この作品はただ単純にジャックと豆の木という「おとぎ話」を描いたわけではありません。
このドラマの主人公・ジャックは現代に生きる男性。しかしジャックは400年前に先祖が犯した罪(金の卵を産むガチョウとハープを盗み、巨人を殺した)の責任を問われて、雲の上の世界の人々に死刑を求刑されます。400年前の事件で巨人を失い正常なバランスを保てなくなった雲の上の世界は荒廃してしまっています。雲の上の世界の人々はこう考えます、ジャックには子供がおらず両親もいない、だから彼一人を犠牲にすればいい・・・と。雲の上の世界の人々は、ジャックが死ねば世界のバランスは元に戻ると考えているのです。
これって今の環境問題にも言えるのではないでしょうか。子孫自身が望む望まないに関わらず、先祖のツケを払わされる。命すらも脅かされる。「自分さえ良ければいい」(=今、自分が生きているうちに生命が滅びなければそれでいい)という意識が子孫にどんな被害をもたらすか。なかなか考えさせられます。
<備考>
平穏だった頃の雲の上の世界がお世辞にも美しくないことと、オーディンなど名だたる神々が登場するのにほとんどがただ登場しただけだったことなど不満な点は多々ありますが(女神さまがニューハーフっぽかったのが何とも悲しい・・・きっと地獄には美形な女悪魔がいるに違いない!☆)、海外ドラマの実力を感じました。
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