堀川とんこう監督 「千年の恋 ひかる源氏物語」
2006年2月16日 映画 コメント (3)
吉永小百合さんが紫式部を演じていらっしゃいます。十二単と長い黒髪、仕草のどれをとっても優雅なり。語る姿も宣孝や道長への想いもいじらしい。
紫式部の夫・宣孝とその従兄弟である藤原道長役に渡辺謙さん。この方の素晴らしいところはその人間として存在できるところ。宣孝が身ぐるみはがされてお尻を出して死んでいるのを見てわたしは笑ってしまったのですけど、まさか渡辺謙さんだったとは。道長を誰が演じているのかも、全く気づかず。キャストロールを見て拍手しました。
また、色が何とも美しい。
しかしこの映画、わたしは好きになりきれませんでした。サブタイトルに「光源氏の恋」とあるからには光源氏が主役なのだろうと思いきや、どうやら紫式部の心模様を描きたかったらしいのですけど、それにしては源氏物語の場面が多い。そして夕顔が登場しないなど(それらしい女性は出てくるのですが、あの花は夕顔ではないのでは)、盛り上がりに欠けている。光源氏役の天海祐希さんの凛とした美しさに許そうかと思いましたが、松田聖子さんが突如現れてカメラ目線で歌いだし、ワイヤーで飛んでしまうのにはびっくり。せめて誰か源氏の恋人役で出てきてくれれば救いようがあったのですが、妖精という設定らしく、屋根の上や炎の中で歌っていたりして、もう諦めました。明石の上が光源氏と海で泳ぐのも興ざめ。明石の上の嗜みは何処に? 「パロディだ」と言われればそれまでですが、これはちょっと、いえ、大分ひどい。
源氏物語ファンとしては軽々しさを感じてしまう出来でしたが、ただ、紫の上役の常盤貴子さんが明石の上の娘を愛そうと決めた時の笑みには救われたような気が致します。そして源内侍が岸田今日子さんだったのには笑いました(笑)。道長が自分を満月にたとえるシーンにもにやり。わたしも道長さんに「ぞっこんじゃ」と言われたい〜w
紫式部の夫・宣孝とその従兄弟である藤原道長役に渡辺謙さん。この方の素晴らしいところはその人間として存在できるところ。宣孝が身ぐるみはがされてお尻を出して死んでいるのを見てわたしは笑ってしまったのですけど、まさか渡辺謙さんだったとは。道長を誰が演じているのかも、全く気づかず。キャストロールを見て拍手しました。
また、色が何とも美しい。
しかしこの映画、わたしは好きになりきれませんでした。サブタイトルに「光源氏の恋」とあるからには光源氏が主役なのだろうと思いきや、どうやら紫式部の心模様を描きたかったらしいのですけど、それにしては源氏物語の場面が多い。そして夕顔が登場しないなど(それらしい女性は出てくるのですが、あの花は夕顔ではないのでは)、盛り上がりに欠けている。光源氏役の天海祐希さんの凛とした美しさに許そうかと思いましたが、松田聖子さんが突如現れてカメラ目線で歌いだし、ワイヤーで飛んでしまうのにはびっくり。せめて誰か源氏の恋人役で出てきてくれれば救いようがあったのですが、妖精という設定らしく、屋根の上や炎の中で歌っていたりして、もう諦めました。明石の上が光源氏と海で泳ぐのも興ざめ。明石の上の嗜みは何処に? 「パロディだ」と言われればそれまでですが、これはちょっと、いえ、大分ひどい。
源氏物語ファンとしては軽々しさを感じてしまう出来でしたが、ただ、紫の上役の常盤貴子さんが明石の上の娘を愛そうと決めた時の笑みには救われたような気が致します。そして源内侍が岸田今日子さんだったのには笑いました(笑)。道長が自分を満月にたとえるシーンにもにやり。わたしも道長さんに「ぞっこんじゃ」と言われたい〜w
コメント
笑っちゃうくらいダメでした・・・がっくり。
登録しました♪(^−^)
コナンさんへ>
ですよね〜。映画としてではなくネタとして(爆)観るべきなのかも・・・。