+の感情と−の感情がぶつからなければ人は泣かない。だから、泣く時は苦しく泣いた後は何かが変わっている。
 今日わたしは親の傀儡から人間になりました。失望はしたけれど怒ってはいません。許していますし、むしろこれで良かったのだと感謝もしています。
 わたしに螺子がついているなら自分で巻きます。

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 なぜこういうことを書いたかといえば、この歳にもなって親の望み通りに動こうとする自分に気づいたから。親は保護者であってそれ以上の力はないというのに。
 そういう悩みを親の一人に打ち明けたら「十分逆らってわがままも言ってると思うけど」と言われた。しかしそれはただ単にわたしに能力がなかっただけのことだ。できなかった、勉強もスポーツも。わたしは逆らったり自分の考えでそうしなかったんじゃない。できなかったのだ。
 しかしもういい。親と喧嘩するつもりはないし老後の面倒を見ないつもりもないけれど、もう甘えまい。そもそも何かする時は必ず本人の意思が働くのだ。親のせいにすること自体が間違っている。親も自分も一人の人間で両者は上にも下にもいないのに、自分で親より下の位置を選んでおいて文句を言っていたのだ。
 甘ったれの自分の根性を叩き直そうと思う。そうしないとわたしは永遠に巻けない、自分の螺子を。

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