今日は『嫌われ松子の一生』を観ました。
 本当に「一生」でした。川尻松子には一生分の感情と想いが詰まっていました。滞りながら爆発しながら、失くさずに持ち続けていました。松子は登場人物でも主人公でもなく、人間でした。嬉しい時も悲しい時も夢を見て、歌っている。
 わたしはすっかり松子を好きになり、観ている間ずっと泣いていました。人は一人だけれど独りではないということを誰かに伝えるのは難しいです。自分で信じるのも難しいです。でも、この映画にはそれを信じさせるパワーがありました。
 頭ではなく心で作られた映画を久しぶりに観ることができ嬉しいです。映像と音楽もとってもおしゃれで、壮絶なストーリーにも関わらず観ていて辛くならなかったです。作品中で使われた歌、覚えて歌いたいです。
 

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