B級映画の面白さ、ここにあり!
 「何じゃこりゃ!」な笑いを保証します。
 地球は突如、地球外の何かに侵略されました。隕石は節操なく降ってくるし雨は全て酸性雨。空気も汚染され、選ばれた生き物は空へ吸い上げられます。死んだ人はゾンビとなり、生きている人を食べます。
 ヒーローは・・・何だか冴えない感じのおじさん。終末思想の持ち主。救世主を自称。三又戟のような形の銃がお気に入り。もみ上げと繋がっているあごヒゲやまん丸の目が可愛い。普段は動作がの〜んびり。でもむちゃ強いです! 何あの身体能力!? 町一番の変わり者という設定とはいえジャンプして回転して逆さ体勢のまま銃を発射。しかも百発百中。「ウワァ〜」と言いながら起き上がってきたゾンビに頭突き。またゾンビが起き上がってくると頭突き。頭突き。ゾンビたちを車で轢き、フロントガラスが血まみれになって前が見えずこりゃ困ったこれじゃ逃げられん、という時にサッとワイパーを動かしたり・・・笑いどころ満載です。飛び掛ってくる魚ゾンビにはグーでパンチ! パンチ! 銃でバキュン。
 (監督はB級パニックアクションを作りたかったんじゃない。こりゃコメディだ)とワタクシは早いうちに確信致しました。痛みが治まっているとはいえ既に陣痛が始まっている妊婦が階段を駆け上がったり、ゾンビがコミカルにブルブル震えたり、胴体から下しかないのに動いているゾンビの脊髄をやたら強調したり、監督の趣味全開です。四の五の考察は要りません。監督の趣味です。
 生き残りは前述のヒーローとミスコン優勝者のヒロインと、妊娠中の元ミスコン優勝者とその夫と、ビビリな中年男性警察官とその部下で怖すぎて銃を撃てない若手女性警察官。町に閉じ込められたことが判明した上、敵はゾンビだけだと思っていたのに真の敵はエイリアンだとわかり、ヒーロー以外は大混乱。酸性雨がまた降ってきました。濡れた服を着たままだと火傷するのでみんな服を脱ぎだしました。みんな下着姿に。・・・なんとヒーローは、ただ1人だけ全裸になりました。その後彼は無人になった町のお店へ行って、新しい服を調達しましたが。・・・全裸の時に酸性雨降ってきたら大変じゃありませんか?
 ヒロインがゾンビの頭にスコップを垂直に刺し、ゾンビがスコップが天井にひっかかって前に進めなくなるのも面白いです。ヒロインがゾンビを一掃した時にオーストラリアの国旗が映し出されるのもセンスありますね(この映画はオーストラリアの映画です)。
 今ならGyaOでこの映画を観ることができるので興味のある方は是非(11/16(木)正午まで)。超低予算、スタッフも少ない(監督も製作も脚本も音楽もVFXも2人だけでやっている)中で作ったとは思えない出来栄えです。CGは自宅パソコンで作ったとか。
 特にラストは絶品。
 ブラックユーモアが好きな方、特に映画『ダークシティ』が好きな方におすすめ。
 ミスコン優勝者にはこんな仕事が待ってい・・・る?

コメント

うま
うま
2006年10月20日22:57

これ超オモシロそうだよー!
ゾンビに頭突きってやばいねw
GyaOで探してみよう^^

G−dark
G−dark
2006年10月21日19:11

 血がドバッと出たりするけど大丈夫かな??
 わたし爆笑しながら見てたよ(^皿^)
 頭突きシーン最高☆☆☆
 ちなみに妊婦さんがひどい目に遭ったりはしないから安心して(^v^) 階段を駆け上がらされてるくらいさぁ。

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