中村うさぎ 『美人になりたい うさぎ的整形日記』
2006年12月18日 おすすめの本一覧 コメント (2)
表紙を見て「だ、誰!?」と思いました。中村うさぎさんですね。この本が出た当時はまだ胸はいじってらっしゃらない。
中村うさぎさんは元々ブスではありません。ブスではないのにプチ整形と整形をなさいました。他人が思う「自分」と自分が思う「自分」が一致しないから。丸顔で目が大きい、いわゆる童顔なうさぎさんは、可愛くあるよりも格好良くなりたかったそう。P148でうさぎさんは『私が「カメラの前で動じなくなった」理由は、整形によって「もはや自分の顔を自我や内面の延長と考えなくてすむようになったから」ではないか?』と書いてらっしゃって、そうであれば良いなぁとわたしも思いました。
しかし・・・、うさぎさんが理想とする「自分」と実際やってらっしゃることはかなりずれている! 話すことも書くこともずれている! P145で『〜(中略)術後、両耳をバンソウコウで厳重に封じた上に、白いバンデージを巻く。耳切り落としたゴッホみたいな姿。両耳だからゴッホの2倍キ○ガイだ。素晴らしい』なんて書いちゃってるあたり、3枚目キャラ。エド・ゲインに興味もおありのよう。全ては皮のせい。フフ。
顔が理想の「自分」としても実際の自分は? うさぎさんのどの著作を読んでも、わたしは「うさぎさんはむしろ自己を分裂させたがっているのではないか」と考えてしまいます。
これからプチ整形や整形をしたいと考えてらっしゃる方には、うさぎさんと精神科医の春日武彦さんの対談は必読でしょう。適度に後押ししてくれます。他にもビューティエキスパートの大高博幸さんとマッド高梨さん(注:タカナシクリニック院長のこと)の対談もかなり本音が出ていて刺激的です。
中村うさぎさんは元々ブスではありません。ブスではないのにプチ整形と整形をなさいました。他人が思う「自分」と自分が思う「自分」が一致しないから。丸顔で目が大きい、いわゆる童顔なうさぎさんは、可愛くあるよりも格好良くなりたかったそう。P148でうさぎさんは『私が「カメラの前で動じなくなった」理由は、整形によって「もはや自分の顔を自我や内面の延長と考えなくてすむようになったから」ではないか?』と書いてらっしゃって、そうであれば良いなぁとわたしも思いました。
しかし・・・、うさぎさんが理想とする「自分」と実際やってらっしゃることはかなりずれている! 話すことも書くこともずれている! P145で『〜(中略)術後、両耳をバンソウコウで厳重に封じた上に、白いバンデージを巻く。耳切り落としたゴッホみたいな姿。両耳だからゴッホの2倍キ○ガイだ。素晴らしい』なんて書いちゃってるあたり、3枚目キャラ。エド・ゲインに興味もおありのよう。全ては皮のせい。フフ。
顔が理想の「自分」としても実際の自分は? うさぎさんのどの著作を読んでも、わたしは「うさぎさんはむしろ自己を分裂させたがっているのではないか」と考えてしまいます。
これからプチ整形や整形をしたいと考えてらっしゃる方には、うさぎさんと精神科医の春日武彦さんの対談は必読でしょう。適度に後押ししてくれます。他にもビューティエキスパートの大高博幸さんとマッド高梨さん(注:タカナシクリニック院長のこと)の対談もかなり本音が出ていて刺激的です。
コメント
わたしは、今の時点ではあんまり整形は好きじゃないなあ。直したいと思い出したらキリ無いというのが一番ですが、
写真家のアラーキー氏が、どっかで″整形って言うのはデスマスク(死に顔)をつくってしまう、生身の人間の顔ではなくなるってことなんだ″って言ってたのが印象に残ってるので、抵抗あるなあ。
整形は・・・整形したのを恥ずかしく思うならしない方がいいなぁと思います。仰るように「デスマスク」になってしまったら悲しいし・・・(><) 手術に失敗したら悲惨ですし。
友達がプチ整形で顔のあざを取ったんですが、その子の場合は笑顔が増えたので良かったです^^
整形といえばマイケル・ジャクソンさんを思い出します。あの人は整形2回目の時が一番かっこよかったような。