アデ〜ドュイ〜デンベラ〜(復活の呪文)。何度も死んでは復活し、復活してはまた殺される。チャッキーは働きものですねー(?)。
 これは全ての始まりとなった第1作目。チャッキーがまだお顔がツギハギだらけじゃなかった頃のお話。今から10年以上前に制作された映画なのでチャッキーの動きはぎこちないですが、そのぎこちなさがかえってグッド・ガイ人形とチャッキーの魂とが馴染みきっていないことを表しています。
 人形であるはずのチャッキーが電池なしで喋っていたと判明した時、わたしもサーッと血の気が引きました。刑事が自動車の中で攻撃されるシーン、母親が手をドア越しにナイフで傷つけられるシーン、こっちも「キャ〜ッ」と悲鳴をあげたくなります。
 なんと『チャイルド・プレイ』1作目はホラーだったのです! しかし主人公・アンディにボディブローを決められたチャッキーが目を見開いてびっくりしているのを引いた画面で撮っているあたり、ブラックコメディの予感あり。チャッキーの体がプラスチックだったために火で焦げただけでなく所々溶けてしまうのも笑えました。
 ここで是非とも取り上げたいのは、アンディ役の男の子のキュートさ! 白桃のようなふっくらほっぺ。舌ったらずな喋り方。潤んだ瞳。この子を攻撃できるということでチャッキーの残忍さが際立っていると思います。アンディがチャッキーの正体を大人に訴えても信じてもらえず泣いているシーンではこちらも非常にもどかしい気持ちになりました。「テレビの中に入れるなら、アンディは嘘を言っていないって弁護してあげたい!」と。怖いのに1人ぼっちにされて・・・。
 アンディの母親もアンディが本当のことを言っているのだと知ってから刑事にそれを信じてもらうまでに時間がかかりました。信じてもらえないなら自分で何とかするわ!とスラム街に乗り込んで行ったり、生まれて初めて握ったであろう銃をチャッキーに向けてバァン! バァン! バアン! 何連発したんだろう。母は強し。
 それにしても最後の、まだチャッキーがアンディをねばっこく見つめているような画面・・・これは『チャイルド・プレイ2』につながってきますね・・・気色悪い。

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