柴門ふみ 『恋する文豪』
2007年3月11日 おすすめの本一覧
純文学の主人公って案外しょうがない。武者小路実篤の『友情』の野島は付き合ってもいない女性との結婚を思いつめるストーカー気質だし、谷崎潤一郎の『痴人の愛』の譲治は自分が養ってきた少女が悪女となり自分を蔑ろにするようになったのを喜ぶマゾ下僕。
書き手の文豪も、案外しょうがない。柴門ふみさんは『金色夜叉』でまさかの夢オチを使った尾崎紅葉に「まるで行き詰まった「少○ジャ○プ」の漫画家みたいではないか、どうしたんだ尾崎紅葉」とツッコんでいます。わたしもそう思います。
読書感想文の課題で何を読もうかお困りの学生さん、純文学なぞいかがでしょうか。アブノーマルな方向にですが、人生観が変わるかもしれません。
もしかしたら文豪たちは恋物語を書く時、意識せずとも自分自身の倒錯した恋愛観を物語に込めてしまうものなのかもしれませんね。・・・じゃあ、谷崎潤一郎って一体・・・(そんなタニザッキーが好きw)。
書き手の文豪も、案外しょうがない。柴門ふみさんは『金色夜叉』でまさかの夢オチを使った尾崎紅葉に「まるで行き詰まった「少○ジャ○プ」の漫画家みたいではないか、どうしたんだ尾崎紅葉」とツッコんでいます。わたしもそう思います。
読書感想文の課題で何を読もうかお困りの学生さん、純文学なぞいかがでしょうか。アブノーマルな方向にですが、人生観が変わるかもしれません。
もしかしたら文豪たちは恋物語を書く時、意識せずとも自分自身の倒錯した恋愛観を物語に込めてしまうものなのかもしれませんね。・・・じゃあ、谷崎潤一郎って一体・・・(そんなタニザッキーが好きw)。
コメント