悲しい歌なのに、優しい歌。

 主人公の恋人は去ってしまい、彼に残ったのは2人でメッセージを吹き込んだ留守電と2人の記念日を印したカレンダーと、そして思い出だけ。
 留守電のメッセージは「We can’t come to the phone」。もう自分しかいないのだから「I can’t〜」に変えなきゃいけない。でも、そうしたら彼はもう彼女の声を聞けなくなる。
 カレンダーも直さなくちゃいけない。彼女がいなくなった今、もはやその日はただの1日なのだから。でも、その日をただの日にすることは彼には出来ない。
 ラジオから流れてくるラブソングを聴くのが辛くて、彼はラジオを消そうとする。ラブソングは彼女を思い出させるから。でも、消せない。ラブソングは彼女を思い出させてくれるから。

 悲しい歌のはずなのにNe-Yoの声もメロディーもとても優しくて、聴くと胸がキュッと締め付けられます。優しいけれど、やっぱりこれは悲しい歌。

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 Lil bitという女性歌手が主人公の恋人の心情を歌った『So Sick (Answer song)』という歌を出しています。
 要約すると・・・彼女がラジオを聴いていると、彼が彼女のことを歌っている歌『So Sick』がラジオから流れてきました。彼女は「今でもそんなにわたしのことを好きなら、どうして会いに来てくれないの? ラブソングを聞きたくないのにラジオを消せないだなんて、そんな歌わたしは聴きたくないわ。・・・でもわたしもラジオを消せない」と歌います。
 Lil bitとNe-Yoが関係があるのか無関係なのかわたしは存じません。実際無関係で、『So Sick (Answer song)』は完全に後付けなのかもしれません。
 けれど・・・お互い好きだけれど上手くいかなくて別れてしまった、でも相手を忘れられない、だって簡単に忘れられる相手なら俺は(orわたしは)恋に落ちなかった、つまりそれくらい好き、という男女の気持ちがよく出ていると思います。

コメント

redeye-yan
レッドアイ
2007年4月3日13:52

わたしもこの曲すきー

G−dark
G−dark
2007年4月3日22:06

 いいですよねー(^v^)

nophoto
yo-ne
2008年12月25日15:25

この曲大好き。

G−dark
2009年1月2日22:13

聞く度に「いい曲だな。大好き」と思います^^

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