この曲、PVが面白いのでPVをストーリー仕立てで御紹介いたします。
 PVは昭和ちっくで素敵です。
 このストーリー、わたしが思いっきり脚色しているので鵜呑みにしないでください。PVにセリフはありません。

 工場で働いているお父さん。ただいま〜と家へ帰ってみると娘(木村多恵)が男(西川貴教)を居間に連れて来ていました! 平静を装いつつ男に作り笑いで挨拶するお父さん。お母さんが飲み物を運んできて、みんなで談笑して表面上は和やかムード。しかし娘が男に「どんなセーターを編もうかしら」と雑誌を見ながら相談し始めたのを見て、お父さん、ジェラシーめらめら。
 お父さん、夜になると行きつけの飲み屋に行きました。工場の仲間っぽい同じ年代のおじさんに「実は今日、うちの娘が男を連れて来てな・・・」と愚痴をこぼします。仲間は「○○ちゃんも年頃だからなあ。息子が出来るかもしれないぞ。いいことじゃないか」とお父さんを励まします。浮かない顔のお父さん。同じく同年代っぽい飲み屋のママも微笑みながら「寂しがってちゃだめよ。どんな人なの?」とお父さんに尋ねます。お父さんはハッとしました。飲み屋のテレビ画面に、今日娘が連れて来た男が映っていることに気づいたのです! 男、歌っています。お父さん、テレビを指差して「あ、あの男だ!」。工場の仲間は「あー、ありゃ○○だろ?」。飲み屋のママも「まあ、最近人気の歌手なんですよ」と男を褒めます。お父さん、がっかり。テーブルに突っ伏して嘆きます。「大事に育ててきた可愛い一人娘を歌手ふぜいに取られるのか?」
 お父さん、ヘロヘロで家に帰って来ました。ちょっと飲みすぎたみたいです。娘の様子を見ると、娘はセーターを編み始めているようでした。雑誌を見ながら心を込めて編んでいる・・・。あの男のために編んでいるのか・・・!? お父さんの心が火を噴きました。お父さん、工場へ向かいます。お父さん、腕まくりをしたかと思うと何と腕に電動ノコギリ(?)を当てました!
 あくる日。男はスーツを着てネクタイを締め髪もセットして花束を持って家へやって来ました。娘も妙にそわそわとお洒落をしています。もしかして「娘さんを僕にください」「お父さん、わたしこの人が好きなの!」なんて言うつもりなのでしょうか。男が玄関に来たのを察知したお父さん、男の前に立ち塞がり、腕まくりをし、何と肘からロケットを発射しました!
 そうです、お父さんは自分の腕を武器に改造してしまったのです。
 男、ロケットをくらってしまいます。しかし無事。しかしスーツはびりびりに裂けて、へそだしルックになってしまいました。男も「来るなら来い」と拳を構えます。
 お父さん、「こしゃくな・・・」と諦めずにもう1発。
 男、逃げます。しかし、ただ逃げるのではなく戦況を見て反撃するつもりのようです。
 娘は何が起こっているのかわからず混乱。玄関はすっかり火事です。
 お父さん、男を追いかけます。男、「来いやあー!」と叫びます。男、こっちは腕そのものを発射。男もこの時のために腕を改造していたようです。娘さん美人だもんなあ。お父さんも負けじと肘からロケットを発射。
 大変なことが起きます。娘が「2人とも喧嘩はやめて!」と2人の間に入ってしまったのです。娘は男が発射した腕と、お父さんが発射したロケットをつかみます。これにはお父さんも男もびっくり。お父さん、「○○、放しなさい。それを持ってちゃ危ない!」。男、「だめだ! ○○さんっ!」。けれど娘は放そうとはしません。「わたしにはどっちも大切なの・・・」とぎゅっと目をつむり、ぎゅうっと腕とロケットを抱きしめてしまいます。

 爆発。

 静まり返った家。
 お母さんはお父さんにあるものを見せてくれました。娘が既に編みあげていたセーターです。そのセーターの上には『お父さんへ。祝 六十五歳』と書かれた封筒が置かれていました。娘がセーターを編んでいたのは、男のためではなくお父さんのためだったのです。
 お父さんは肘を痛そうにさすりながら、1人で晩酌をします。

 娘はどうなってしまったのでしょうか・・・。

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