SIAM SHADE 『Life』
2007年6月7日 音楽
今、疲れ果てている・・・深く悩んでいる・・・という人にこそ聴いて欲しい曲です。
言葉に出来ない気持ちをこの曲の歌詞が代弁して歌ってくれると思います。
わたしが解釈したこの曲の物語は以下の通りです。PVを観ながらこの曲を聴いたうえで感じた勝手な解釈なので鵜呑みにせず、自分なりの物語をこの曲から感じ取ってくだされば嬉しいです。
年老いた旅人は、目的地もなく長い長い間歩き続けていた。旅人がどんな理由で旅を始めたのかは、今はもう旅人しか知らない。きっと様々な場所で様々な悲しみと出逢い、望んではいなくても罪を重ねてきたことでしょう。道無き道を進む旅。旅人は乾いた大地を、ぬかるみを、年老いた体で踏みしめていく。これまでの旅を見つめながら。これまでの自分を見つめながら。一つ歩みを進める度、足取りはどんどん重くなり歩みも遅くなるばかりで、自分自身もどんどん歳を取っていく。一人きりの旅。同じ道を行く人は誰もいない。旅人は孤独のなか疲れ果て、もう歩みを止めてしまおうか迷い、遂には倒れてしまうけれど、夢の中で聖地と思える場所へ辿り着く。その聖地で旅人は、これまで歩き続けていた自分の人生を肯定され、先に進め、と言われたように感じます。旅人は目を覚ましました。体は疲れきったまま。このまま倒れていればきっと死んでしまって、旅からも解放され楽になれるけれど、自分は先へ進まなければならない。進みたい。旅人は次の歩みに希望を持って立ち上がります・・・。再び歩き出したその足取りは重く、歩みも遅く、孤独のまま目的地もないけれど、歩き続けます。確実に、一歩一歩。
「我」という言葉を「きみ」と歌う部分があるので、ああ、これは旅人が自分自身へ歌っている曲なのかもしれないな、と思います。旅人が歩いている一人きりの旅・・・きっと、それは人生そのもの。自分自身を見つめながら歩く旅。だからこの曲は『Life』という名を持っているのでしょう。しかしそのLifeという言葉は単に「人生」だけを指すのではなく、「夢」も指すような気がします。
旅が自分にとって長かったのか短かったのか、楽しかったのか辛かったのかは、旅が終わるその時にしかわからない。だから簡単に終わらせてはいけない。
目を閉じてこの曲を聴き情景を思い浮かべると、自分も旅人の一人だ、と感じます。
SIAM SHADEはこの曲を出した1年後に解散しました。けれどそれは旅を終えたからではないと思います。幸運にも同じ道を歩く仲間を見つけ、その仲間と旅を続け、ある時から分かれ道と出逢い、それぞれが一人の旅に戻っただけ。旅は続いています、きっと。
この曲はSIAM SHADEの最高傑作と言っても過言ではありません。この曲を聴いて少しでも自分自身を褒めるなり叱るなりして認めてあげられたら、今度は同じくSIAM SHADEの『曇りのち晴れ』を聴いてみるのはいかがでしょうか。
言葉に出来ない気持ちをこの曲の歌詞が代弁して歌ってくれると思います。
わたしが解釈したこの曲の物語は以下の通りです。PVを観ながらこの曲を聴いたうえで感じた勝手な解釈なので鵜呑みにせず、自分なりの物語をこの曲から感じ取ってくだされば嬉しいです。
年老いた旅人は、目的地もなく長い長い間歩き続けていた。旅人がどんな理由で旅を始めたのかは、今はもう旅人しか知らない。きっと様々な場所で様々な悲しみと出逢い、望んではいなくても罪を重ねてきたことでしょう。道無き道を進む旅。旅人は乾いた大地を、ぬかるみを、年老いた体で踏みしめていく。これまでの旅を見つめながら。これまでの自分を見つめながら。一つ歩みを進める度、足取りはどんどん重くなり歩みも遅くなるばかりで、自分自身もどんどん歳を取っていく。一人きりの旅。同じ道を行く人は誰もいない。旅人は孤独のなか疲れ果て、もう歩みを止めてしまおうか迷い、遂には倒れてしまうけれど、夢の中で聖地と思える場所へ辿り着く。その聖地で旅人は、これまで歩き続けていた自分の人生を肯定され、先に進め、と言われたように感じます。旅人は目を覚ましました。体は疲れきったまま。このまま倒れていればきっと死んでしまって、旅からも解放され楽になれるけれど、自分は先へ進まなければならない。進みたい。旅人は次の歩みに希望を持って立ち上がります・・・。再び歩き出したその足取りは重く、歩みも遅く、孤独のまま目的地もないけれど、歩き続けます。確実に、一歩一歩。
「我」という言葉を「きみ」と歌う部分があるので、ああ、これは旅人が自分自身へ歌っている曲なのかもしれないな、と思います。旅人が歩いている一人きりの旅・・・きっと、それは人生そのもの。自分自身を見つめながら歩く旅。だからこの曲は『Life』という名を持っているのでしょう。しかしそのLifeという言葉は単に「人生」だけを指すのではなく、「夢」も指すような気がします。
旅が自分にとって長かったのか短かったのか、楽しかったのか辛かったのかは、旅が終わるその時にしかわからない。だから簡単に終わらせてはいけない。
目を閉じてこの曲を聴き情景を思い浮かべると、自分も旅人の一人だ、と感じます。
SIAM SHADEはこの曲を出した1年後に解散しました。けれどそれは旅を終えたからではないと思います。幸運にも同じ道を歩く仲間を見つけ、その仲間と旅を続け、ある時から分かれ道と出逢い、それぞれが一人の旅に戻っただけ。旅は続いています、きっと。
この曲はSIAM SHADEの最高傑作と言っても過言ではありません。この曲を聴いて少しでも自分自身を褒めるなり叱るなりして認めてあげられたら、今度は同じくSIAM SHADEの『曇りのち晴れ』を聴いてみるのはいかがでしょうか。
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