『逆転裁判』で出てきた名脇役キャラクターたちがこの『逆転裁判2』でも出てきて嬉しかったです。おばちゃん、ニボシさん、ナツミ・・・みんな相変わらず事件に巻き込まれます。そして裁判官がこの『逆転裁判2』では裁判長になっている! おめでとう! 出世なさったんですね! しかしたとえ裁判長になろうとも表示される名前は「サイバンチョ」。ウはありません。だってこの裁判長さんとぼけた魅力で可愛らしくって、サイバンチョウなんて固い感じは似合わないんですもの。サイバンチョ、サイバンチョ♪ヽ(^∀^)ノ ・・・なんかパックンチョ食べたくなってきました。

 *注*以下、裁判後編およびバッドエンディングについてのネタバレをしております。

 この『逆転裁判2』にはバッドエンディングがございます。
 最終話の最後の裁判の最終局面にて、なるほどくんは依頼人が犯行中の虎狼死家をビデオ撮影した理由を虎狼死家へ提示することになります。その際、「弱みをにぎろうとした」以外の理由を選んでしまうとバッドエンディングが待っているのです。
 バッドエンディングの内容について検索をかけてみたところ、「かなり憂鬱になる」「なるほどが廃人になる」「言われなければバッドエンディングと気づかない」程度のネタバレしかなく、具体的にどうなるのかネタバレしているサイトが見つかりませんでした。「バッドエンディング本当は見たくないけれど気になるからバッドエンディング見ようかなあ」と思っている方が実際に見ずに済むよう、ここで紹介したいと存じます。
 「弱みを握りたかったから」以外の理由は「死に様を見たかった」と「ウデを信用していなかった」の2つ。
 「死に様を見たかった」を選ぶと虎狼死家は、あまりシュミのいいことではない、と言いつつも依頼人が自分を裏切ったとは感じません。「ウデを信用していなかった」を選ぶと虎狼死家は、自分が仕事に失敗すれば依頼人は破滅してしまうから気持ちはわかる、と依頼人に共感してしまいます。
 どちらを選んでも虎狼死家の依頼人は無罪になり、霧緒さんが有罪になります。なるほどくんは法廷から出て行ってしまいます。自分のせいで本来有罪になるべき被告人が無罪になってしまい、無実の人が有罪になりきっと死刑になってしまうことに大ショックを受けたのです。弁護士としての志に燃えていた若きなるほどくんが、弁護士としての自分を殺してしまうほどに。弁護士は依頼人を無罪にするのが仕事だ、しかし依頼人が無実でないと知っていながら無実にすることは正しいのか? と自問しながら・・・。なるほどくんは依頼人が無実になったのだから虎狼死家に捕らわれていたマヨイちゃんは解放されただろう、と考えながらも、もうマヨイちゃんに会うことはできません。マヨイちゃんの「依頼人を有罪にして欲しい」という望みも叶えられなかった自分は弁護士としても人としてもマヨイちゃんに会うことはできない、と自分を責めているようです。バッドエンディングではロングコートを着て歩くなるほどくんの一枚絵を見ることができます。なるほどくんはどこへ行くのでしょうか・・・。なるほどくんがさまよいながらも「弁護士とは何か」考え、検事としての自分を殺した御剣が検事として戻ってきたように、なるほどくんももしかしたら戻ってくるかもしれない・・・と希望を残すバッドエンディングとなっております。が、そうなるより早くなるほどくんが廃人になってしまう恐れをも感じさせます。
 やはり後味の良いエンディングとは言えませんね。
 通常エンディングですと依頼人は有罪に、霧緒さんは無罪になり、なるほどくんはマヨイちゃんと会えますよ♪ また、狩魔冥検事と御剣検事のエピソードも見ることができます。
 無理にバッドエンディングを見るより通常エンディングの方が断然おすすめです。

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