生涯を通して、「わたしのテーマはこの宝石みたいな感じ」と思える宝石と出逢いたいものです。
 この本ではキャンディーのように美味しそうな宝石が紹介されています。写真の撮り方もおしゃれ。宝石の隣に花びら、角砂糖、マーブルチョコなど幸せな記憶を呼び覚ましてくれそうなものを置いているのです。さくらさんがロイヤルブルームーンストーンレインボーを「まるで天使の涙か虹のキャンディーみたいだ」(P109)と表現しているのも素晴らしい。この本の表紙にはたくさんの宝石が箱に入っている様子が描かれていますが、もしかしたらこの中にはお菓子も交じっているかも(^U^)
 わたしならピンク色のインペリアル・トパーズを真っ先に食べてしまいたい。とろけるように甘くて、お酒が入っていて、心地よく酔えそう。しかしパライバ・トルマリンは「地球の色」(P11でベルエトワールの岡本憲将さんがこう例えていらっしゃいます)ですか。そう思うとただでさえ綺麗なパライバが更に綺麗に見えてしまう。地球全体の色を自分の目で見たことはないけれど(写真で見るのと目で見るのは違うと思うのです)、地球という惑星がこんな色をしているならとっても嬉しい。空の青でもなく海の青でもなく、青とも緑ともつかない優しい輝き。パライバは特別な宝石ですね。もしパライバがキャンディーだったらどんな味が・・・。
 あらっ、いい加減キャンディーという発想から離れないといけませんのに。アクアマリンならしょっぱいのかな〜とか、タンザナイトには媚薬が入っていそうだな〜とか、色々考えてしまいます。
 宝石って不思議。
 綺麗なだけでなく、浪漫あり。
 何億年もの時間をかけて宝石として出来上がっていって、たくさんの人の手を経て、やがて1人の人のもとにやってくる。まるで宝石が人を選んでいるみたいに。そしてきっと同じ宝石であっても、人によって味が変わるのだ(^皿^)←やっぱりキャンディーから離れられない。

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