ケヴィン・デニー監督 『ピノキオ・シンドローム【吹替版】』
2007年11月6日 映画 検索をかけてくださった方がいたので再UPしました。
『チャイルド・プレイ』を笑い飛ばせる方にしかおすすめしませんが・・・。
*注*ネタバレしております。
この映画に関しては吹替版をおすすめいたします。ピノキオの声がそれはそれは気色悪くてキャラクターにはまっているから(*注*声優さんを賞賛しています)。声質は違うのですが、例えば『ちびまるこちゃん』の藤木くんが「うおおおお」と言いながらナイフで襲いかかってくるのを想像していただくとわかりやすいかも。・・・コメディになっちゃった。
この映画は『チャイルド・プレイ』のピノキオ版と考えていただいて良いと思います。実際、パロディとして製作されたのだと思いますし。似たシーンが随所に溢れています。しかし『チャイルド・プレイ』より『ピノキオ・シンドローム』の方が怖さが上なのではないかとわたしは思います。『チャイルド・プレイ』の場合、チャッキーは殺人鬼の魂が人形の中に入っている、という正体が明かされています。チャッキーが人を殺す動機についても、衝動ゆえであったり快楽のためであるなど理由がはっきりしています。しかし、このピノキオの場合なぜ人形なのに動き回れるのか謎めいています。人を殺す理由もはっきりとは描かれていません。・・・ただ単に製作者が何も考えてなかったからかも? しかしチャッキーと違ってジョークを飛ばすこともなければ、頻繁にお下品な罵声も発すこともないピノキオは不気味です。
このピノキオにはゼペットじいさんもおらず、良心もありません。ピノキオは嘘をつき続けます。そして殺し続けます。ピノキオはこの映画の主人公に操り糸を切ってもらい、自由の身になってしまいました(このシーン怖いです・・・)。人間になれたわけではないのに。悪意の塊であるピノキオが野放しになったまま、映画は終了。チャッキーより始末が悪いです。腑に落ちなさも含めて、鑑賞後の気分は非常に良くないと言えましょう。
『チャイルド・プレイ』を笑い飛ばせる方にしかおすすめしませんが・・・。
*注*ネタバレしております。
この映画に関しては吹替版をおすすめいたします。ピノキオの声がそれはそれは気色悪くてキャラクターにはまっているから(*注*声優さんを賞賛しています)。声質は違うのですが、例えば『ちびまるこちゃん』の藤木くんが「うおおおお」と言いながらナイフで襲いかかってくるのを想像していただくとわかりやすいかも。・・・コメディになっちゃった。
この映画は『チャイルド・プレイ』のピノキオ版と考えていただいて良いと思います。実際、パロディとして製作されたのだと思いますし。似たシーンが随所に溢れています。しかし『チャイルド・プレイ』より『ピノキオ・シンドローム』の方が怖さが上なのではないかとわたしは思います。『チャイルド・プレイ』の場合、チャッキーは殺人鬼の魂が人形の中に入っている、という正体が明かされています。チャッキーが人を殺す動機についても、衝動ゆえであったり快楽のためであるなど理由がはっきりしています。しかし、このピノキオの場合なぜ人形なのに動き回れるのか謎めいています。人を殺す理由もはっきりとは描かれていません。・・・ただ単に製作者が何も考えてなかったからかも? しかしチャッキーと違ってジョークを飛ばすこともなければ、頻繁にお下品な罵声も発すこともないピノキオは不気味です。
このピノキオにはゼペットじいさんもおらず、良心もありません。ピノキオは嘘をつき続けます。そして殺し続けます。ピノキオはこの映画の主人公に操り糸を切ってもらい、自由の身になってしまいました(このシーン怖いです・・・)。人間になれたわけではないのに。悪意の塊であるピノキオが野放しになったまま、映画は終了。チャッキーより始末が悪いです。腑に落ちなさも含めて、鑑賞後の気分は非常に良くないと言えましょう。
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