80ページにも満たない厚さの本ですが、内容は凝縮されているように感じます。文章では、和菓子の銘の美しさ、切り口を入れてみないと中身がわからないということ、季節感を出しやすい、ということが書かれています。写真はカラーより白黒の方が多いのが残念ですが、カラーの写真は見惚れるほどの魅力。和菓子の質感だけでなく甘さまで想像させてくれました。そのためこの本を読む時はあらかじめ和菓子を用意しておいた方が良いのではないかと思います。わたしはうっかり用意がないまま夜中の空腹時に読んでしまったため、朝になって和菓子を買いに走りました・・・。あと抹茶も(粉ですが)。
 和菓子って本当に姿が完成されているので、食べることにより形を崩すのが勿体無いですけれど。なんだか芸術を壊してしまうようで。しかしお菓子なのだから食べなくては。お茶と一緒にいただくと、より一層美味しくなりますね。P36、37の2ページを使いカラー写真で紹介されている鶴屋八幡さんの「未開紅」食べたいなあ・・・。一体どんな味なのでしょう? そして香りは? 和菓子を五感で楽しめるようになったら、是非食べてみようと思います。

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