以前はよくクリスマスの時期に『グレムリン』がテレビ放送されていたものですが。ここ数年は放送されていないような気がします。動物愛護の意味合いから放送されなくなったのでしょうか。・・・単にわたしが放送されていることに気づいていないだけなのかも?

 グレムリンは人間にとって悪い悪戯をする妖精。
 モグワイは水に濡らしたり太陽の光に当てたり12時以降に餌をやってはいけない小さな生き物の種族名。宇宙からやってきた生物、という設定があるようです(宇宙から地球にやってきたモグワイをチャイナタウンのおじいさんが拾って云々)。水に濡れるとモグワイの体はぶくぶく膨らみ始め、モグワイの体からポン! ポン! ポン! と新しいモグワイが一度に数匹も飛び出してきてしまいます。太陽の光に当てるとモグワイは死んでしまいます。しかし一番やってはいけないことは、12時以降に餌をあげるという行為。12時以降に餌をあげてしまうとモグワイは蛹になり、蛹の中で変態(変化という意味の変態ですよ)して凶悪なモグワイになってしまうのです。この凶悪なモグワイがグレムリンとして街を引っ掻き回すのです。
 ギズモは、この映画の主人公ビリーの父がモグワイのうちの1匹につけた名前。もこもこの毛並み。体は大人なら片手で持てるサイズ。大人しい性格で、歌うのが好き。映画鑑賞も好き。ラッパをぷぷぷぷぷっぷーっ、と吹くこともあります。飼いたいぃぃ。
 しかしビリーの不注意でギズモに水がかかってしまい(正確に言うとオレンジジュースですが)モグワイが増えてしまいました。それだけに留まらず、ビリーは再び不注意なことをやらかしました。時計の針が止まっていることに気づかず、12時前だから大丈夫だ、と思って・・・。ビリーはもう12時を過ぎているというのに、増えたモグワイに餌を与えてしまったのです! 増えたモグワイは蛹になって、凶悪なグレムリンになってしまいました。グレムリンたちは目が赤く、体毛がなく、体は黒っぽい緑で、鋭利な牙を持っています。グレムリンたちはビリーの部屋から出ていきます。ここで食い止めなければグレムリンたちが家の外へ出てしまい、街が大変なことになってしまうでしょう。
 ここでビリーのママがまさかの大活躍。普通の主婦のはずなのですが。家の中に何かいる・・・! 異変を察知したママは、刺身包丁のような細長い包丁(ペティナイフ?)を握り締めながら、慎重に慎重に家の中を歩き、グレムリンたちの居所を探します。ママは凶悪なグレムリンがキッチンを荒らしているのを発見。グレムリンはママが焼いたクリスマスクッキーをむしゃむしゃ食べていました。あいつわたしのクッキー食べてるわ・・・! ママの頭の中で何かが切れちゃった模様。ママはグレムリンをミキサーにかけました。仲間を殺されて怒った他のグレムリンがママに皿を投げつけてきます。ママは素早くキッチンに置いてあった折りたたみ式テーブル(?)を盾にし、皿投げ攻撃を防ぎます。グレムリンが皿を投げる度にお皿が割れていきます。こんなに割っちゃってどうしてくれるのよ! ママは攻撃を防ぎながらもグレムリンとの距離を素早く詰め、包丁でグレムリンをめった刺しにしました。これにまた他のグレムリンが怒り、ママに残りのクッキーを投げつけてしまいました。何という命知らず。ママはクッキーを焼き直さなくてはなりません。ママはこのグレムリンの顔に何かのスプレーを噴射して怯ませた後、レンジに入れてチンしてしまいました。グレムリンはレンジの中で弾けてしまいました。・・・次にクッキーを焼く時はこのレンジを使わないで欲しいですね。グレムリンの香りがほのかに香るクッキーになってしまいますもの。更にママは、まだ他の奴が残っているはずだわ・・・、と包丁を持ってリビングに移動。リビングで息を潜めていたグレムリンはママに向かってツリーを倒し、ママの動きを封じました。しかしママは動きを封じられながらも包丁で応戦! ・・・ママの経歴を知りたいです。
 テレビ放送がされていないのはママの功績に因るところが大きいのではないでしょうか。グレムリンが太陽の光で溶けるシーンの気色悪さもさることながら・・・、ママ最強☆
 結局ビリーがグレムリンのリーダーを取り逃がして、街を引っ掻き回されることになるのですが。

 グレムリンは「悪い悪戯をする妖精」。この悪戯が微笑ましいものばかりなので、これから『グレムリン』観るよー、という方は是非注目してみてください。勿論ママにも。(^皿^) また、この映画の中で、スティーブン・スピルバーグが特に意味もない感じにカメオ出演しているのでその辺にも注目を。

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