わたしは朱色の筆ペンで万葉集の恋歌を書き写すのが好きです。
初めてシドの『御手紙』を聴いてからというもの、恋歌を書き写していく際、頭の中にこの曲が流れるようになりました。
この曲の歌詞は、男性が女性へ恋文を書いているようにも女性が男性に恋文を書いているようにも取れます。どの箇所でも言い切るような表現を使っていませんし、言葉遊びをしています。
「髪を切ろうと決めた」のは女性が見栄えを良くするため髪を整えたという意味なのかもしれず、「紅を引こうか悩む」から女性が男性に宛てた歌か・・・と思いきや。「とめどなく想 明け方」と「扉の向こう 踏み込む」というところには、男性が女性の家へ通いに行って明け方まで留まっていたいという意味が込められているのかもしれません。「過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう」というところも、男女どちらかわからない。「好む姿 映し続けます」・・・お互いの気持ちかもしれません。
この曲のPVを見ると、シドのヴォーカリストが男性であるため当然なのですが、男性が女性に宛てる歌に聴こえます。PVには女性(ちなみに舞妓さん)も登場するのですが、彼女は歌っていませんし、たまにペロリと舌を出しています。からかっているのでしょうか、それとも誘惑しているのでしょうか。
歌詞とPVを照らし合わせると、なんだか男女が互いに文を交わし合っているようで素敵です。
初めてシドの『御手紙』を聴いてからというもの、恋歌を書き写していく際、頭の中にこの曲が流れるようになりました。
この曲の歌詞は、男性が女性へ恋文を書いているようにも女性が男性に恋文を書いているようにも取れます。どの箇所でも言い切るような表現を使っていませんし、言葉遊びをしています。
「髪を切ろうと決めた」のは女性が見栄えを良くするため髪を整えたという意味なのかもしれず、「紅を引こうか悩む」から女性が男性に宛てた歌か・・・と思いきや。「とめどなく想 明け方」と「扉の向こう 踏み込む」というところには、男性が女性の家へ通いに行って明け方まで留まっていたいという意味が込められているのかもしれません。「過去にいくつ君へ仕えた 誰よりもが私でしょう」というところも、男女どちらかわからない。「好む姿 映し続けます」・・・お互いの気持ちかもしれません。
この曲のPVを見ると、シドのヴォーカリストが男性であるため当然なのですが、男性が女性に宛てる歌に聴こえます。PVには女性(ちなみに舞妓さん)も登場するのですが、彼女は歌っていませんし、たまにペロリと舌を出しています。からかっているのでしょうか、それとも誘惑しているのでしょうか。
歌詞とPVを照らし合わせると、なんだか男女が互いに文を交わし合っているようで素敵です。
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