92年6月号から97年9月号までフリーペーパー『花形文化通信』に掲載されたエッセイ。乙女たる者の心構えが書かれています。

 乙女はおとなしそうな顔をして、実は身勝手。(P12の内容)
 乙女は汚いものには眼を背け、臭いものには蓋をする潔さを持つ。(P17の内容)
 乙女は素直で直接的なエロスを好まない。(P22の内容)
 乙女はダイアモンドの指輪よりプラスチックの玩具の指輪の方がずっと似合う。(P31の内容) なぜなら乙女は「『女性』のレプリカであると同時に『少年』のレプリカ」(P10より引用)であり、模造品としての可愛さと美しさを持つ存在だから。
 乙女は本物の死を求めない。本物の死は人間的すぎる。(P32の内容)
 乙女はハイソサエティな可愛さを愛す。ファンシーに堕すことがない。(P47の内容)
 乙女は道徳を好むけれど実は不道徳。(P79の内容)
 乙女は好きと思えば手に入れる。どんな恋慕の情にも貴賎はない。(P116)

 などなど。
 乙女は善良なだけの少女ではないのです。


<備考>
 野ばらちゃんが言うには、ロリータの精神を持っていれば、たとえロリータ・ファッションに身を包まずともロリータなのだそうです。ロリータの本質はロリータ・ファッションに憧れることにあるのだそう。服や小物を身につけられないからといって気にしては駄目、隠れキリシタンとして生涯をまっとうすれば良いのだそうです。
 「本当はロリータ・ファッションをしたいけれど・・・外には着て行けないし高いし・・・」と悩んでいる方、憧れているだけでも立派なロリータですよ♪ 自信を持ってくださいまし。

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