起きるに起きれない 〜一般兵は良い漢〜
 『真・三國無双Online』にて。
 *注* 事実を元にしたフィクションです。
 

 新たな武器「妖杖(ようじょう)」を手に入れました♪
 デンジャラスな魔女っ子(?)のための武器です。
 敵をしたたかに殴りつけたり、炎を放出したりすることが出来ます。

 妖杖を楽しむ方法は戦闘以外にもございます。
 それは生き倒れごっこ。
 他の武器を持って倒れると、妙にセクシーな倒れ方をしてしまう場合があるのですが、妖杖だと自然な生き倒れ感を演出することが出来ます。

 
 しかし自然すぎました。

 
 生き倒れごっこをしている時、敵軍の一般兵たちに見つかってしまったのです。
 一般兵たちは駆け寄ってきました。
 このままでは殺される!
 慌てて起き上がろうとしたものの、一般兵たちが到着する方が早かった。
 無防備な背中をザックリ刺されれば、アッサリあの世行き間違いなし。
 泣きたい気分になり、辞世の句を詠もうとした時。

 一般兵A「おい、誰か兵糧を分けてやれ」
 一般兵B「俺たちにも余裕はないけど、見過ごせないよな」
 一般兵C「最後の肉まんだけど・・・これやるよ」
 一般兵D「いいのか? 生き倒れとはいえ敵だぞ?」
 一般兵E「ばかっ。戦闘不能になってる奴を殺すなんて・・・」
 一般兵F「故郷に残してきた妹に似てるううぅぅぅ」
 一般兵G「生きろっ。死んだらおっかさんが泣くぞっ」
 一般兵H「水もいるんじゃないか?」
 一般兵I「俺、兵糧庫までひとっ走りして水貰ってくるよ!」
 一般兵J「おい、あんた。頑張れよ。もうすぐ水も飲めるからな」

 
 一般兵たち、大盛り上がり。
 今さら「生き倒れごっこでした☆ ごめんなさ〜い」とは言えず。
 体力ゲージは数ミリしか減っていないのに意識不明を演じたまま、敵軍の一般兵たちに手厚く介抱されてしまいました・・・。

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