帰宅する度ドキリとします
 『真・三國無双Online』には副将というものがあります。

 
 副将とは、プレイヤーが操るキャラクターの部下。
 キャラクターは戦場で戦っている最中に、副将になりうるNPCと出逢うことがあります。
 キャラクターがNPCを打ち負かし、その戦場で見事勝利を収めて自宅へ帰ると、自宅の中にはNPCが立っているのです。扉を叩くわけではなく、既に中にいます。ピッキングでもして入ったのでしょうか。
 NPCは「あなたの強さに感じ入りました。部下にしてください」という意味のことを言ってきます。
 これを承諾すればそのNPCはキャラクターの副将になり、断ればどこかへいなくなります。
 わたしは見た目が好みでないNPCの場合はお願いを断るのですが、その度にわたし自身が就職試験で落とされまくっていることを思い出して切なくなります。『真・三國無双Online』において、見目麗しい美女NPCやツンデレ美少女NPCやイケメンNPCは非常に人気が高いのですが、おじさん臭が馨るNPCやガラガラ声のおばさんNPCは就職難の模様・・・。切ない。ただ、体はおっさん声は少年!なNPCは一定の人気があるらしく、時々戦場で他キャラクターが連れ歩いているのを見かけます。
 NPCは副将として採用されると、これまで使っていた名前を自ら捨て、キャラクターから新たな名前を授かります。
 そして副将として、キャラクターと共に戦場を駆け抜けるのです。

 わたしの副将は現在4人。
 1人目は外見も性格も素晴らしい金髪碧眼イケメン。2人目は熊とダンディーなおじ様の中間にあたる外見を持つ渋い中年(けれど熊っぽいので、ダンディーなことを言ってもイマイチ決まりません)。3人目は後述。4人目はよく頭を傾げているミニスカ美少女。

 画像参照をお願いします。
 先ほど後述すると言った3人目の副将がこの金髪美女です。
 名前は伊邪那美命。
 わたしが帰宅すると「お帰りになられたのですね」と、この輝く笑顔で言ってくれるのであります。
 ・・・「ばっかもーん!」という声がどこかから聞こえたような・・・。そうです。わたしはNPCに、恐れ多くも日本の神々を産んだ女神にあらせられる伊邪那美命の御名を付けたのです。彼女は金髪なのに何故日本の女神の名を? ズバリ、美 人 だ っ た か らです。美人には良き名を、それが我がポリシー。美人=素晴らしい=神。彼女からは伊邪那美命の神話に出てくるような薄幸さも感じましたし。声も綺麗なんですー。
 されど。
 神の名を持つ者を副将にして使役・・・。
 彼女の微笑みと引き換えに何らかの罰を受けないか、わたしは少しだけドキドキしております。

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