わたしは一生をかけてでも、どの色がどんな名を持つのか知りたいと思っています。
 青の名を「青」しか知らず、赤の名を「赤」しか知らず・・・、寂しいではありませんか。
 色の名には、名付けた人の想いや時代背景があるはず。
 例えば「萌葱(もえぎ)」。草木が芽吹く季節が訪れたことの喜びを感じさせます。この本のP17によると、『平家物語』には若さの象徴として萌葱縅しの鎧が出てくるそう。Wikipediaによると、この萌葱は平安時代から近世まで常用されている色で、現在陸上自衛隊の武器科の職種色にもなっているそう(*注*萌黄の可能性あり)。人は時代を経ても、色に同じパワーを感じているのかもしれませんね。
 
 この本は、どの色がどんな風に使われてきたか、カラー写真をで紹介してくれています。例えばP27に載っている南禅寺金地院茶室「八窓席」のカラー写真を見ながら、「この茶室には七官や祗陀利院が使われているのかな・・・? 元々は違う色だったけれど色褪せて今の色になったのかな?」と考えることが出来ます。
 解説も丁寧なので、今後も読み返したい本です。 

コメント

まむ
まむ
2008年7月8日21:28

色で思い出したのですが、色彩検定というものがあるそうです。よかったら、見てみてください。
http://www.aft.or.jp/index.htm

あと、こんなの(↓)も面白いですね。色にさまざまな名前がついていて。
これを見たとき、空色とか亜麻色とか、自分が想像していた色と微妙に違う、なんて感じちゃいました。
http://www.colordic.org/w/

G−dark
G−dark
2008年7月9日19:03

 まむさん、ありがとうございます(^v^)
 色彩検定・・・挑戦したいです♪
 3級、2級の試験内容の中に「ファッション概論」があることを今日初めて知りました。
 必ず挑戦します。(←食いつくところを若干間違ってるような・・・?)
 空色が少し灰色がかって見えるのはPC画面だから・・・かも?(><) 何かもっとキレイなイメージがありますよね。
 亜麻色って、その隣の紅鬱金の方がわたしの抱いていたイメージに近いです;
 あ、でも亜麻色の髪の乙女・・・の髪は、髪に太陽の光が反射して亜麻色に見えるのかもしれませんね。(^0^) それなら嬉しいかも。

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