編・・・秋田県二ツ井町 『日本一心のこもった 恋文』
2008年10月13日 おすすめの本一覧
「この恋文が一番好きだなあ」と思いながらページを捲るとまた心臓をドキドキさせる恋文が現れてくる、そんな本です。
この本を読んでいると、活字ではなく直筆の恋文を読みたくなります。誰かが誰かへ向けて書いたものでもいいし、自分宛てに書かれたもの、自分が誰か宛てに書いたものもいいなぁ。
わたしは特に『おじいちゃんからおばあちゃんへ』と題された恋文を気に入りました(218ページに載っています)。
70歳の男性が、結婚約50年の奥さん宛てに書いた恋文です。おじいちゃんとは御本人のこと、おばあちゃんとは奥さんのこと。おじいちゃんは心筋梗塞で入院したけれど、「死んでもいいから家へ帰りたい」と思い、少し回復すると隙を見て病院から逃走し、おばあちゃんと一緒に暮らせる家へ帰った・・・という内容。
胸がキュンとしました。
逃走するとは!
おばあちゃんはビックリしつつ呆れつつ、嬉しかったかもしれませんね。
これからもお幸せに!
戦争関係の恋文には胸がチクチクしました。
帰ってきたら一緒になるはずだったのに相手が帰って来なかったとか、「往きたくない」と言う彼をお国の為にと送り出してしまった、とか・・・。
読み手を亡くした恋文を世に知らせる方が、教科書等で戦争を教えるよりもずーっとずーっと戦争が再び起こるのを防げると思います。
戦争で旦那さんを亡くした80歳の女性が32歳で戦死した旦那さんへ宛てて「もう一度あなたの腕に抱かれ、ねむりたいものです。力いっぱい抱きしめて絶対はなさないでくださいね」とおっしゃるのですよ。戦争さえなければ、もう一度なんて言う必要はなく、手紙にする必要もなく、旦那さんの傍にいるだけで願いが叶えられたかもしれないのに・・・。
この本を読んでいると、活字ではなく直筆の恋文を読みたくなります。誰かが誰かへ向けて書いたものでもいいし、自分宛てに書かれたもの、自分が誰か宛てに書いたものもいいなぁ。
わたしは特に『おじいちゃんからおばあちゃんへ』と題された恋文を気に入りました(218ページに載っています)。
70歳の男性が、結婚約50年の奥さん宛てに書いた恋文です。おじいちゃんとは御本人のこと、おばあちゃんとは奥さんのこと。おじいちゃんは心筋梗塞で入院したけれど、「死んでもいいから家へ帰りたい」と思い、少し回復すると隙を見て病院から逃走し、おばあちゃんと一緒に暮らせる家へ帰った・・・という内容。
胸がキュンとしました。
逃走するとは!
おばあちゃんはビックリしつつ呆れつつ、嬉しかったかもしれませんね。
これからもお幸せに!
戦争関係の恋文には胸がチクチクしました。
帰ってきたら一緒になるはずだったのに相手が帰って来なかったとか、「往きたくない」と言う彼をお国の為にと送り出してしまった、とか・・・。
読み手を亡くした恋文を世に知らせる方が、教科書等で戦争を教えるよりもずーっとずーっと戦争が再び起こるのを防げると思います。
戦争で旦那さんを亡くした80歳の女性が32歳で戦死した旦那さんへ宛てて「もう一度あなたの腕に抱かれ、ねむりたいものです。力いっぱい抱きしめて絶対はなさないでくださいね」とおっしゃるのですよ。戦争さえなければ、もう一度なんて言う必要はなく、手紙にする必要もなく、旦那さんの傍にいるだけで願いが叶えられたかもしれないのに・・・。
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