『ハッピー・フライト』(公式HP→http://www.happyflight.jp/index.html)、映画館で見て参りました。
 予想以上に面白かったです。
 わたしは明日実際にANAに乗るのですが、乗るのが楽しみになりました。

 また映画館で見たい作品です。




 わたしはまだ1度しか見ていないのですが、わたしが思うにこの映画は、
 <こういう人におすすめ>
 きびきび働いている人を見るのが好き。
 その仕事ならではの楽しみを知るのが好き。
 気楽に笑えて、たまにドキドキさせてくれるものが好き。


 <こういう人にはおすすめ出来ないかも>
 主人公の視点でのみ物語が進行しないと集中出来ない。
 仕事で足を引っ張っているのにその自覚がない新人を許せない。
 飛行機が揺れるのが怖い。そもそも乗るのが怖い。


 <こういう映画だろうな・・・という感想>
 ANAによるANAのためのお仕事宣伝映画。
 この映画によってANAは、「台風が発生したり、飛行機に鳥がぶつかるなど、色んなトラブルが起こる可能性がある。多くの部署がある中で、幾つかヒューマンエラーが起きることだってある。しかしどんな場合でも、各部署が連携して補い合い、安全に運行しますよ」と言いたいのだと思います。
 わたしはだからこそ、ANAが言いたいことを踏まえた上で娯楽として楽しめる映画を作れる監督として、矢口監督が起用されたのだと思います。
 もしも飛行中にトラブルが発生するシーンをひどく緊迫したものに描いてしまう監督を起用してしまったら、この映画を見た人が「飛行機に乗りたくない」と思ってしまう可能性が高いですから。それでは意味がありません。各部署が愚痴を言いつつも信頼し合ってトラブルを解決する様子を、あくまでも気楽に見せてくれなくては。
 その辺、矢口監督は上手いですね。
 「各部署がこういう仕事をしているから安全に飛行機は飛びます」ということを伝えるため、各部署で働く人たちをどんどん登場させ、その人たちにコミカルさを与えることにより、乗客として飛行機に乗る際じっくり向き合うことのないスタッフたちに親近感を抱かせることにも成功していると思います。
 ただしわたしは、綾瀬はるかさんが演じるキャビンアテンダントさんの悪気のないドジっぷりは他から浮きすぎかな、と感じます。他がしっかり仕事をしている分、1人くらいはドジな人がいないと娯楽として成立しないのかもしれませんが。わたしは正直言って「国内線にだってあんなキャビンアテンダントさんはいないだろうに、国際線にいるの?」と思い、せっかく映画に引き込まれていた思考が現実に引き戻されてしまいました。 


 <以下、徒然なるままに感想を書きます>
 ●笹野さんが演じるカツラがバレバレな乗客が、座席に置いてある非常時のマニュアルを見て、自分そっくりのイラストが描かれているのを見て「ウッ」となっているのが面白いです。わたしも自分そっくり、或いは知人そっくりのイラストが無いか見てみます。
 ●わたしは田畑さんの演じているグランドホステスさんに最も親近感を抱きました。わたしはもともと田畑さんが好きですし。あのグランドホステスさんはその後、あのお客さんと恋に発展したのでしょうか?
 ●映画のタイトルに「ハッピー」が付くのはおかしいのでは? 乗客にとってはアン・ハッピー・フライトでしょうに。
 ●吹石さんの美しさに惚れぼれ。
 ●岸部さん演じるオペレーションセンターのおじさん(?)、かっこいいですね。普段は冴えないおじさん、でもピンチになると・・・冴え渡る!
 ●菅原さんの豹変ぶりが凄い。役者さんって凄いなと感じました。
 ●たった数秒のシーンに竹中さんが出演するとは・・・!

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索