美しいもの=早乙女太一さん。

 わたしは毎年、この方が舞う映像を見てお正月を過ごします。




 この方の舞いを見ていると、「舞い手とは巫女のようなものなのだろうか」としみじみ思います。


 この方に天女がおりてきているように見えるのですもの。
 恋をしている天女が。


 この天女は誰に恋をしているのだろう。
 誰を想ってこんな表情をしているのだろう。
 誰に想いを伝える代わりに、想いを舞いに託しているのだろう。


 もしかしたらこの天女は早乙女太一さんに恋をしているのかもしれない。
 だとしたら、なんて切ないのでしょう。
 人間に恋しても、人間は人間。天女は天女。
 叶うはずもない。


 けれど、この天女のことが少し羨ましくもあります。
 恋する相手の体に宿るなんて、人間の女には出来ないから。

 

 そんな想像をしながらこの方の舞いを見ていると、人の身である自分の胸も熱くなるのです。
 胸を熱くしてくれるこの方の舞いが好き。 

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