クリスチャン・マルカン監督 『キャンディ』
2009年7月9日 映画 コメント (2)
<こんな方におすすめ>
ストーリーの破綻はどうでもいい。
とにかく可愛い女の子を見たい!
出来ればその子のエッチなシーンも見たい。
・・・という方におすすめ。
薄ピンクや薄ブルーが似合う金髪の美少女・キャンディがまるで「不思議の国のアリス」の如く彷徨う映画です。
キャンディはとにかく可愛いです。
スタイル抜群且つイノセントな可愛さを輝かせています。
これがこの映画の最大にして唯一の売り。
果たしてこの映画が「不思議の国のアリス」のエッチなヴァージョンとして作ろう、と企画されたものなのかはわかりませんが(多分違う)、作り手たちが各々「こんな風に美少女が行きずりの男と○○しちゃったらいいな~」と言い合って作ったであろうことが、各シーンに透けて見えます。
詩人にいいようにされかけるが詩人を気の毒に思って介抱する心優しき美少女。庭師にダーツ台に押し倒され服を破られレイプされてしまうが悲鳴をあげるわけでもなく訴訟も起こさない美少女。長年女っ気のなかった軍人に「裸を見せろ」と懇願されたため「お国のためなら」と服を脱いでしまい、「わしの子を産め」と詰め寄られる美少女。
・・・そんなうまい話があるもんか! とこの映画を見る者としては思うのですが、当のキャンディはトロ~ンと潤んだ目でひたすら歩き続け走り続けるばかり・・・。警察に助けを求めればいいのに、と思うのですが警察官さえもキャンディの魅力に負けて「細かくボディーチェックをしよう」と言いだす始末。
それでもこの映画、後半の途中まではストーリーがあるのです。
庭師とのスキャンダルで引っ越す→庭師の姉に「弟の名誉を傷つけられた」と襲撃されキャンディの父が負傷→軍人に保護され父が輸血を受けるがキャンディは軍人に襲われそうになる→病院で父が手術を受けるが、その担当医にキャンディが手をつけられ、その担当医を慕う女性看護師にキャンディが病院を追い出される→逃げるうちに喉がかわいたので酒場へ入ったら何故かカメラマンにトイレへ連れ込まれて水びたしにされる→服がビショビショになったので乾いた服を探していると、何だかよくわからない男にどこかの御屋敷に案内され、この男にピアノの上へ追い込まれて襲われる。襲われているキャンディの上に男の上が何故か羽根を沢山降り積もらせる→警察官に保護というか逮捕されるも細かいボディーチェックをされそうになる→キャンディを乗せたパトカーがオカマパブ(?)に突っ込む→行き場をなくしたキャンディがトレーラーをヒッチハイクしたらトレーラーの中に似非聖人がいた→
以下意味不明のストーリー展開となります。仏像めいたものが出てきたり。けれどキャンディはいつまでも歩き続け、走り続けるのです。もはや当てもなく。
わたしが思うに、製作者の「こんな風に美少女が行きずりの男と○○しちゃったらいいな~」を叶えるためにも、差別用語を使って申し訳ないですが・・・キャンディはまさに白痴とも言うべきイノセントさを持っていなければならず、キャンディを言いようにする男たちを「かわいそう」と思う母性めいたものも兼ね備えていなければならなかったのでしょう。そうしないと男たちが「だって彼女が嫌がらなかったんだもん!」と言い訳することが出来なくなりますからね。フン。(←すみません本音が出ました)
或いは、キャンディのトロ~ンとした目から察するに、キャンディというキャラクターの設定は「薬物で訳わかんなくなって歩き回る美少女」なのかもしれません。
多分前者ですが。この映画のエンディングテーマを聴く限り。
良くも悪くも60年代のサイケデリックな香りのする映画です。
ストーリーの破綻はどうでもいい。
とにかく可愛い女の子を見たい!
出来ればその子のエッチなシーンも見たい。
・・・という方におすすめ。
薄ピンクや薄ブルーが似合う金髪の美少女・キャンディがまるで「不思議の国のアリス」の如く彷徨う映画です。
キャンディはとにかく可愛いです。
スタイル抜群且つイノセントな可愛さを輝かせています。
これがこの映画の最大にして唯一の売り。
果たしてこの映画が「不思議の国のアリス」のエッチなヴァージョンとして作ろう、と企画されたものなのかはわかりませんが(多分違う)、作り手たちが各々「こんな風に美少女が行きずりの男と○○しちゃったらいいな~」と言い合って作ったであろうことが、各シーンに透けて見えます。
詩人にいいようにされかけるが詩人を気の毒に思って介抱する心優しき美少女。庭師にダーツ台に押し倒され服を破られレイプされてしまうが悲鳴をあげるわけでもなく訴訟も起こさない美少女。長年女っ気のなかった軍人に「裸を見せろ」と懇願されたため「お国のためなら」と服を脱いでしまい、「わしの子を産め」と詰め寄られる美少女。
・・・そんなうまい話があるもんか! とこの映画を見る者としては思うのですが、当のキャンディはトロ~ンと潤んだ目でひたすら歩き続け走り続けるばかり・・・。警察に助けを求めればいいのに、と思うのですが警察官さえもキャンディの魅力に負けて「細かくボディーチェックをしよう」と言いだす始末。
それでもこの映画、後半の途中まではストーリーがあるのです。
庭師とのスキャンダルで引っ越す→庭師の姉に「弟の名誉を傷つけられた」と襲撃されキャンディの父が負傷→軍人に保護され父が輸血を受けるがキャンディは軍人に襲われそうになる→病院で父が手術を受けるが、その担当医にキャンディが手をつけられ、その担当医を慕う女性看護師にキャンディが病院を追い出される→逃げるうちに喉がかわいたので酒場へ入ったら何故かカメラマンにトイレへ連れ込まれて水びたしにされる→服がビショビショになったので乾いた服を探していると、何だかよくわからない男にどこかの御屋敷に案内され、この男にピアノの上へ追い込まれて襲われる。襲われているキャンディの上に男の上が何故か羽根を沢山降り積もらせる→警察官に保護というか逮捕されるも細かいボディーチェックをされそうになる→キャンディを乗せたパトカーがオカマパブ(?)に突っ込む→行き場をなくしたキャンディがトレーラーをヒッチハイクしたらトレーラーの中に似非聖人がいた→
以下意味不明のストーリー展開となります。仏像めいたものが出てきたり。けれどキャンディはいつまでも歩き続け、走り続けるのです。もはや当てもなく。
わたしが思うに、製作者の「こんな風に美少女が行きずりの男と○○しちゃったらいいな~」を叶えるためにも、差別用語を使って申し訳ないですが・・・キャンディはまさに白痴とも言うべきイノセントさを持っていなければならず、キャンディを言いようにする男たちを「かわいそう」と思う母性めいたものも兼ね備えていなければならなかったのでしょう。そうしないと男たちが「だって彼女が嫌がらなかったんだもん!」と言い訳することが出来なくなりますからね。フン。(←すみません本音が出ました)
或いは、キャンディのトロ~ンとした目から察するに、キャンディというキャラクターの設定は「薬物で訳わかんなくなって歩き回る美少女」なのかもしれません。
多分前者ですが。この映画のエンディングテーマを聴く限り。
良くも悪くも60年代のサイケデリックな香りのする映画です。
コメント
「後世に残る前衛的な映画だ」と見込んで出演したのかどうかは謎ですが、
確かに後世に残っているのですごいです~。