「オズワルドにされるぞ」
 このセリフにぞっとします。


 オズワルドも叫びました。青柳さんと同じように。
 「俺はやってない!」「僕ははめられた!」と。


 オズワルドはどれ程助けて欲しかったことでしょう。
 それこそ、『ゴールデンスランバー』で青柳さんが連続殺人鬼のキルオに助けられて心の底からホッとするように、誰でもいいから助けて欲しかったことでしょう。
 

 世界中の誰も信じてくれないという凄まじい恐怖の中で。
 オズワルドは殺されました。
 無実を訴える時間さえも奪われて。


 『ゴールデンスランバー』を見ていて、オズワルドの無念を想わずにはいられませんでした。
 もしもオズワルドがこの映画を見たら、ただ一言こう言うかもしれません、「僕も信じて欲しかった」と…。

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