kagrra,が解散します。

 何も知らずレコード店に行き、わたしはアルバム『百鬼絢爛』を手に取りました。
 「またアルバムが出たんだ! いつもながら何て綺麗なジャケットだろう」と嬉しくて。
 レジに持って行く途中、「最後のフルアルバム」と書いてあるたのに気付いて足を止めました。
 「もうメジャーにいるのに『最後の』? まさか解散するんじゃ…」と不安になって…。
 調べてみると、ヴォーカル一志さんのブログにこう綴られていました。
 「この最期のアルバム「百鬼絢爛」ですが、Kagrra,の最期に相応しい、素晴しいものになったと思う」。

 解散…。
 休止ではなく。
 せめて休止であればいいのに。
 でも、そこに一志さんが綴ったのは「最期」。

 「雫」。「鬼灯」。「運命の糸」。「悲文」。「四季」。「うたかた」。「徒然謌」。「沙羅双樹の子守唄」。「戀」。「幻憶」。「蓮」。「皐月」。
 kagrra,がこの世に生み出してくれた曲はどれも美しいものばかりで、好きな曲を挙げろと言われればとめどなく溢れます。 
 『百鬼絢爛』のジャケットに描かれた女性が、kagrra,という名の鬼の死を悼んでいるような、鬼の帰還を待ちわびているような、そんな風に見えます。

 『百鬼絢爛』の最後に収録された「四季」を聴いているうちに涙が出ました。
 Kagrra,は桜の季節を待たず去っていくのですね。

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