勉強嫌いだけれど運動神経と思い切りの良さが取り柄の男子高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップ!
 病弱な信長の身代わりとして、サブローが織田家の当主に!
 身代わりの件については、本物の信長とサブロー以外、誰も知らない。 
 「信長は、天下を取る男だぞ 」と大いなる勘違いをしたまま、サブローが戦国の世を駆け抜ける!
 …という漫画。

 冒頭から爽快な読み応え。
 みんなで仲良くしようとサブローが働きかければかけるほど、親兄弟でも殺し合うのが当たり前の戦国の世にしてみれば、そんなサブローはかえって何を考えているのかわからず恐れられることに。
 本気で怯える織田信行、柴田勝家の表情がおかしくって、笑ったらいけないんだろうけど笑えます。
 サブローがのちの徳川家康である幼き松平竹千代に鯛のてんぷらをふるまうシーンや(徳川家康は胃ガンが進んでいたにも関わらず、油物…すなわち鯛のてんぷらを食べたため死んだと言われています)、「愛読書にしたまへ」とエロ本をあげちゃうシーンでは大いに笑わせて頂きました。

 豪胆なサブローにめろめろになった帰蝶の可愛らしさも堪りません。
 これぞヒロインの輝き。
 目がきらきらしている。

 そして…。
 城下の者たちとよく遊び、見込みのある者を家来として大勢召し抱えていくサブローの身を案じる筆頭家老・平手政秀が忍に殺されるシーンは、やはり読んでいて辛いです…。
 けれど、平手政秀を殺した忍を背後から殺害した忍が、やがて「木下藤吉郎」を名乗り、サブローを狙い始める…という描写には身震いさせられました。
 木下藤吉郎と言えば、のちの豊臣秀吉ではありませんか…!

 もっと早くこの漫画を読み始めるべきでした!
 早速続きを読むことに致します。

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