もしも現代の韓国が立憲君主制だったら、という、もしもボックスから飛び出したような有り得ない設定だけれど、面白いドラマです。
 普通の女子高生が突然王子様と政略結婚することになった、という、少女漫画的王道ストーリーも、「もしも本当に現代の韓国が立憲君主制だったらこんなのもあり得たりして…?」と思わせることで、何倍も楽しめます。
 皇太后がテレビで韓国ドラマを見ているシーンもあって、「なるほど、きっと皇太后も韓国ドラマに夢中になるものね」とわたしは妙に感心させられました。
 
 ヒロイン自身がシンデレラストーリーを望んだわけではない、というのも見どころの一つ。
 ヒロインが王子様のことを全く好きではない、というのは、この手のドラマとしては珍しいですよね。
 ヒロインはデザイナーになりたいという夢を抱いていたのに、金銭的に困窮している実家を助けるために、「わたしは孝女沈清なのよ」と言って嫁ごうとするのです。
 何だかけなげ…。
 
 ※孝女 沈清とは※
 盲目の父親を治そうとして海に身を投げた女性。

 では王子様の方はどうかというと、王子様の方も全くヒロインのことを好きではないのです。
 これもこの手のドラマとしては珍しいですよね。
 王子様には実は好きな女の子がいるのですが、その好きな女の子には「世界的なバレリーナになるという夢を諦めたくない」と振られてしまいました。
 王子様は「愛する女性を宮中に閉じこめたくない」と決意し、ヒロインと結婚しようとするのです。 

 そのうちヒロインが王子様を、もしくは王子様がヒロインを好きになることがあるのでしょうか?

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