わたしも以前ブラックな職場に勤めていて、あまりに人が足らないので社会人1年目なのに主任となり日付が変わるまでの残業も休日出勤もひたすらこなしてしかし手当0、退職願いも退職届けも何度も何度も上司に破られ「妊娠するか、交通事故を起こして大怪我でもしないと受理しない」と言われ、20代女性なのに体重が31キロまで落ち「このままでは娘が死んでしまう」という両親の直談判のもとようやく辞められた…という実績(?)があります。
 だから、ブラック企業川柳を集めたこの本を、涙なしには読めなかったです。
 例えば、
 
 「「目を覚ませ!」
  両親おしかける
  子の会社」(P15から抜粋)
 
 という川柳には、共感というより懐かしさを覚えたし、
 この本のサブタイトルになっている、
 
 「残業代
  出たら年収
  一千万」(P36)
 にも大きく頷いてしまいました。
 そして泣いた。

 他にも、
 
 「この世にも
  地獄があると
  知った春」(P57から抜粋)
 とか、

 「家賃無駄
  年の半分
  仮眠室」(P114から抜粋)
 とか、

 珠玉の(?)川柳が載っています…。

 こういう川柳がそもそも生まれてこない、労働者にとって優しい世の中にしたいですね…。

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