最近わたしは図書館で小野不由美さんの小説『十二国記』シリーズを借り、読んではこのブログにレビューをアップロードし、図書館に返却しては続きを借り、…というのを繰り返しています。
 
 なお、わたしは友人から「『魔性の子』は番外編だから、『月の影 影の海』から読めばいいよ」と聞いていたので、その言葉を素直に聞いて『月の影 影の海』から読み始めました。

 よって、
 『月の影 影の海』の次は、
 『風の海 迷宮の岸』。その次は、
 『東の海神 西の滄海』。その次は、
 『風の万里 黎明の空(上)』。という順に読んできました。←今ここ

 『風の海 迷宮の岸』を返却したあたりから、
 わたしは気づきました。

 文庫本のコーナーに、わたしが次に読むべき『東の海神 西の滄海』を、司書さんが補充してくれていることに。

 やがて『東の海神 西の滄海』を読み終えて返却し、さあ次を探そう、と文庫本コーナーへ行くと、やはり『風の万里 黎明の空(上)』が補充されていました。

 そしてつい先日、『風の万里 黎明の空(上)』を返却しに行くと、この続きにあたる『風の万里 黎明の空(下)』と、その更なる続きである『図南の翼』が補充されていました。

 これは非常に驚くべきことなのです。

 「それって当たり前じゃない? 小野不由美は有名な小説家だし、十二国記なら誰でも読みたがるでしょ」と思う方が居るかもしれません。
 が、それは大規模な図書館の話。
 
 わたしがいつも利用している図書館はとても小さい規模の図書館で、書棚に本がびっしり!びっちり!と収納されていて、それでも収まりきらない本が多くて書庫にこれもびっしり!びっちり!と保管されている状況。
 ものすごく人気のあるシリーズの小説であっても続きは数冊ずつしか書棚には無く、よって、大人買いならぬ大人借り(そんな言葉あるんかいな?)したいなら、司書さんにお願いして書庫から本を取って来ていただかなければなりません。
 たいしてスペースを取らないであろう文庫本についてもそれは同じ。

 うまく説明出来たかはわかりませんが、以上のような理由で、同じ作家の同じシリーズの続きものが、なんと返却と貸出のタイミングにうまく合わせて、しかも何もこちらからお願いしていないのに、暗黙の了解というか阿吽の呼吸というか以心伝心というかテレパシーというか、とにかく、当たり前のように用意していただいている、というのは…、わたしがいつも行く図書館においては驚異的なことなのです。

 わたしの読書ライフは司書さんに支えられています。
 司書さんありがとう!

 え?
 ブログに書かないで司書さんに直接お礼を言えよ、って?
 …自分…不器用ですから…。←高倉健みたいなことを言うな!

コメント

redeye-yan
2013年6月18日2:43

すごーい☆
プロフェッショナル!
そう言う着眼点って
ほんとのプロですよね。
たとえ肩書がアルバイトさんで
あろうが学生のインターン生で
あろうが!

わたしも自分の役割上でそういうの
めざすぜ(_ _)

G−dark
2013年6月18日20:18

空気が読める、というか、絶妙にタイミングを読んでる、というか。
すごいですよね…。
何人かいるうちの、どの司書さんがこんないい仕事をしてくださっているのか謎なのですが、なんとなく聞けずにいます。
わたしもプロフェッショナルを目指したいですー。

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