実際に起きた様々な事件への取材を通して、ネットへの危機感の薄さゆえに親も子どもも被害者だけでなく加害者にもなりうる、ということについて警鐘を鳴らしている本です。
そして、そのようなケースが多々報道されているにも関わらず、「自分は(或いは自分の子どもは)大丈夫」と甘く考えている人々が居ることも、この本の中で指摘されています。
だから、わたしはこの本を読んでいて、まるで車酔いしたみたいに物凄く気分が悪くなりました。
紹介されている事件ひとつひとつの壮絶さはもとより、自分の子どもを守るための努力を怠る親に対しての嫌悪感で、吐きそうになりました。
この本の初版が出版されたのは2010年なので、2013年現在とは状況が随分違ってはいるけれど、それでも現在においてもネットにまつわる事件は発生し続けるばかり。
ネットは現代人にとってもはや無くてはならないものだけれど、ネット上で出逢う人全てが善人だと思ったら大間違い。
この本でも、「その「餌」に、釣り堀の中の魚のように男たちが群がる」(P49から抜粋)という表現が使われていて、わたしはこれは凄く巧い表現だなと思いました。
現実世界においてもネットの世界においても、他人を喰いものにしようという輩は、性別も年齢も関係なく大勢居るのです。
一度ネット上に流れてしまった情報はコピーがコピーを生んでしまうため完全に消し去ることはほぼ不可能だし、他人になりすますことなんて容易に出来るし、フィルタリングをかけたとしても色んなサイトがその網目をくぐり抜けてしまうのです。
どうか、親の立場にある人も、まだ子どもの立場にある人も、この本を読んでみてください。
そして、ネットとの付き合い方について考える良い機会としてください。
そして、そのようなケースが多々報道されているにも関わらず、「自分は(或いは自分の子どもは)大丈夫」と甘く考えている人々が居ることも、この本の中で指摘されています。
だから、わたしはこの本を読んでいて、まるで車酔いしたみたいに物凄く気分が悪くなりました。
紹介されている事件ひとつひとつの壮絶さはもとより、自分の子どもを守るための努力を怠る親に対しての嫌悪感で、吐きそうになりました。
この本の初版が出版されたのは2010年なので、2013年現在とは状況が随分違ってはいるけれど、それでも現在においてもネットにまつわる事件は発生し続けるばかり。
ネットは現代人にとってもはや無くてはならないものだけれど、ネット上で出逢う人全てが善人だと思ったら大間違い。
この本でも、「その「餌」に、釣り堀の中の魚のように男たちが群がる」(P49から抜粋)という表現が使われていて、わたしはこれは凄く巧い表現だなと思いました。
現実世界においてもネットの世界においても、他人を喰いものにしようという輩は、性別も年齢も関係なく大勢居るのです。
一度ネット上に流れてしまった情報はコピーがコピーを生んでしまうため完全に消し去ることはほぼ不可能だし、他人になりすますことなんて容易に出来るし、フィルタリングをかけたとしても色んなサイトがその網目をくぐり抜けてしまうのです。
どうか、親の立場にある人も、まだ子どもの立場にある人も、この本を読んでみてください。
そして、ネットとの付き合い方について考える良い機会としてください。
コメント
子供に限らず、この手の物に慣れていない中高年も怖いです。
住所、家族構成、学校、職場などの個人情報を平気で載せてしまう人も、2013年現在も居るのでびっくりです。
ひとの振り見て我が振り直せ、と言いますから、わたしも気をつけたいと思います。