最近わたしにやたら「早く結婚せい」と言うくせに、わたしが土日に出かける時に「誰と出かけるの。男じゃないでしょうね」といちいち確認して小言を言う(わたしもう26歳なんですけど!?)、そんな母が「…これ読んでみて」とこの小説をすすめてくれました。

 この小説の主人公は父子家庭の父。
 娘視点で書かれたページも折々に挟まってくるけれど、主体となっているのは父。
 主人公は、娘の結婚が決まって動揺。
 主人公は、相手が良い青年であることは間違いないのでホッとするけれど、相手の母親に何か問題があるのでは…と心配し続けます。

 親からの子どもへの愛が詰まった小説、という印象を受けました。
 親にとって、子どもはいつまでもいつまでも子どもで、可愛くて心配でならないものなんだな、と読んでみて思いました。

 と同時に、わたしの母がわたしに「…これ読んでみて」とすすめてきた理由が、何となくわかったような、わからないような、くすぐったい気分になりました。
 わたしもいずれ誰かの親になったら、子どもに「…これ読んでみて」とすすめたりして。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索