寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』
2014年1月1日 おすすめの本一覧 中高年の皆さん! …じゃなくて中高生の皆さん!(「ちゅう」と入力しただけで「中高年」と変換する我がスマホよ、ああ無情)
この本を図書館で借りるなどして自宅へ持ち帰った後、家族の目につく場所に放置しておくのはくれぐれもやめましょう。
有名なタイトルの本=真面目な本、とは限りません。
寺山修司のこの「書を捨てよ、街へ出よう」は有名な本の中でも特に、真面目に不真面目な本です。
家族に「あの子どんな本読んでるのかしら…パラパラ(ページを捲る音)…ンマー!」 と家族会議を開かれるまでには至らなくとも、どのページを読まれても、ヤ、ヤバイ。
ストリッパーやトルコ風呂や競馬の話はともかく(ともかく!?)、『第四章 不良少年入門』の「上手な遺書の書き方」で遺書の書き方指導が、「自殺にふさわしい場所を選ぼう」で舞台装置の用意についてのことが、事細かく書いてあるのを見られたら…。…。…こりゃえらいこっちゃ!
以上のように、中高生が読むには多少…いや大分リスキーなエッセイではありますが、大真面目に不真面目な寺山修司が少年時代のことを時折思い返すくだりは何だか胸にくるものがあるし、「われわれはどんなに長く昼寝をしてもーー(たとえ二十四時間、眠りっぱなしでいても)ガールフレンドを失うことはない。マイナスよりはゼロが得。これは、きわめて単純な算数の問題ではないか」(角川文庫P270から抜粋)など、なんだか彼氏または彼女がいない人をフォローしてくれるようなことも書かれているエッセイ。
読んでいると不思議に励まされます。
この本を図書館で借りるなどして自宅へ持ち帰った後、家族の目につく場所に放置しておくのはくれぐれもやめましょう。
有名なタイトルの本=真面目な本、とは限りません。
寺山修司のこの「書を捨てよ、街へ出よう」は有名な本の中でも特に、真面目に不真面目な本です。
家族に「あの子どんな本読んでるのかしら…パラパラ(ページを捲る音)…ンマー!」 と家族会議を開かれるまでには至らなくとも、どのページを読まれても、ヤ、ヤバイ。
ストリッパーやトルコ風呂や競馬の話はともかく(ともかく!?)、『第四章 不良少年入門』の「上手な遺書の書き方」で遺書の書き方指導が、「自殺にふさわしい場所を選ぼう」で舞台装置の用意についてのことが、事細かく書いてあるのを見られたら…。…。…こりゃえらいこっちゃ!
以上のように、中高生が読むには多少…いや大分リスキーなエッセイではありますが、大真面目に不真面目な寺山修司が少年時代のことを時折思い返すくだりは何だか胸にくるものがあるし、「われわれはどんなに長く昼寝をしてもーー(たとえ二十四時間、眠りっぱなしでいても)ガールフレンドを失うことはない。マイナスよりはゼロが得。これは、きわめて単純な算数の問題ではないか」(角川文庫P270から抜粋)など、なんだか彼氏または彼女がいない人をフォローしてくれるようなことも書かれているエッセイ。
読んでいると不思議に励まされます。
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