住職と家元の座を11歳で継いだ、という生い立ちや、いけばなや人との対話を通して感じられる美について書かれた本です。

「花を拠り所にしていると、なぜだか自分の心がなごみ、喜びも悲しみも、手向けた花が吸い取ってくれて無心に返ることができます。花との禅問答のようなものでしょう」(P26~27から抜粋)

「花の鼓動が聞こえたのかもしれません」「花が人を呼んだのでしょう」(いずれもP29から抜粋)

「いけばなは見えないものを見せるものなのです」(P83から抜粋)

「花は非常に便利な言葉でもあります。花にたとえると、すべてが美しい姿に変わっていきます」(P96から抜粋)

「池坊の花の美しさは、つぼみにあると言われます。つぼみはこれから花を開くもので、常に未来を向いています」(P158から抜粋)

などの言葉にハッとさせられました。
こういう感性をわたしも身につけて生きていきたいです。

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