1〜2巻まで読みました。

「ウラガエリ」がテーマの漫画。

人間は生まれる時は母親の体を脱ぎ捨て、死ぬ時は自分の体を脱ぎ捨てて本来の魂になっていく、という考え方をもとに、この漫画のウラガエリは、理性とか自らの限界のようなものを全て脱ぎ捨てます。

見た目は普通の人間と大して変わらないのに、苦痛や恐怖や悲しみも感じない怪物になり、血が噴き出すどころかありとあらゆる内臓が飛び出すほど凄惨な犯罪をいくつも重ねていくのです。

この漫画は、ウラガエリそうになったけれど自らの意思の強さによって人間の側に留まった人や、ウラガエリではない普通の人たちが、ウラガエリに対抗していくストーリーです。

グロテスクな殺人描写や、とことん不快ではっきり言ってキモい人間がたくさん出てくる漫画でもあります。ですが、そういう人間はちゃんと痛い目にあってくれる(性犯罪をしていた、或いはこれからしようとしていた男性の性器がちょん切られたりします)ので、読んでいて痛快な気分になることもありました。

登場人物たちが今後どうなっていくのか気になるので、近いうちに続きが読みたいです。

わたしは登場人物の中でキューが一番好き。
あの、ぶっ飛びつつも彼なりの美学に徹しているところが好き。

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