上野正彦『監察医が明かす女だけの死体ファイル』
2016年5月26日 おすすめの本一覧 コメント (2)
女性が誰かを「殺した」場合と、女性が誰かに「殺された」場合の、それぞれの遺体が表す特徴が書かれた本です。
特に、女性が誰かを「殺した」場合について多く言及されているように思います。
その場合、被害者の中には女性自身の子どもが含まれることも…。
なぜ、自分のお腹を痛めて産み、それからずっと育ててきた子どもを自分で殺せるのか?
わたしには理解出来ないし、これから先一生理解したくもありません。
中でも、P164〜P169で紹介されているケースにぞーっとしました。
准看護師として働く女性が、娘に多額の生命保険をかけ、大量の喘息の薬をお茶に混ぜて娘に飲ませた。
この薬を摂取し過ぎると、肺水腫になって死ぬ危険性がある。
女性は、娘が病死したことにして、多額の保険金を手に入れようとしていた。
幸いこの娘さんは一命を取り留めたらしいですが…、なんとこの女性の実母も変死していたことがその後分かったそうです。
…自分のお腹を痛めて産んだ我が子だけでなく、逆に自分を産んでくれた母親まで手にかけたのでしょうか?
そこまでして何故お金が欲しかったのでしょうか?
肉親よりもお金が大事だったのでしょうか?
残念ながら、実母の変死については既に病死で処理されてしまっていたので、この女性はあくまで娘に対する殺人未遂ということで懲役3年の実刑判決が下ったそうです。
…この本の初刷は2005年、ということは…この女性、とっくに出所しているんでしょうか?
そして、殺されかけた娘さんはその後どうなさっているのでしょうか?
心の傷は消えないでしょうけれど、どうか、娘さんが少しでも穏やかに生き、そして出来れば幸せに暮らしていて欲しいです。
特に、女性が誰かを「殺した」場合について多く言及されているように思います。
その場合、被害者の中には女性自身の子どもが含まれることも…。
なぜ、自分のお腹を痛めて産み、それからずっと育ててきた子どもを自分で殺せるのか?
わたしには理解出来ないし、これから先一生理解したくもありません。
中でも、P164〜P169で紹介されているケースにぞーっとしました。
准看護師として働く女性が、娘に多額の生命保険をかけ、大量の喘息の薬をお茶に混ぜて娘に飲ませた。
この薬を摂取し過ぎると、肺水腫になって死ぬ危険性がある。
女性は、娘が病死したことにして、多額の保険金を手に入れようとしていた。
幸いこの娘さんは一命を取り留めたらしいですが…、なんとこの女性の実母も変死していたことがその後分かったそうです。
…自分のお腹を痛めて産んだ我が子だけでなく、逆に自分を産んでくれた母親まで手にかけたのでしょうか?
そこまでして何故お金が欲しかったのでしょうか?
肉親よりもお金が大事だったのでしょうか?
残念ながら、実母の変死については既に病死で処理されてしまっていたので、この女性はあくまで娘に対する殺人未遂ということで懲役3年の実刑判決が下ったそうです。
…この本の初刷は2005年、ということは…この女性、とっくに出所しているんでしょうか?
そして、殺されかけた娘さんはその後どうなさっているのでしょうか?
心の傷は消えないでしょうけれど、どうか、娘さんが少しでも穏やかに生き、そして出来れば幸せに暮らしていて欲しいです。
コメント
>それからずっと育ててきた子どもを自分で殺せるのか?
妊娠したにもかかわらず気づかずに出産し、
育てられないので殺してしまうケースは時々あるそうです。
また、子どもが身体障害、知的障害、発達障害であることが分かり、
将来を悲観して殺してしまうケースも、
残念ながら珍しくありません。
さらに、子どもが自分や、
夫またはその他の家族に繰り返し暴力を振るうため、
少なくとも精神的に追い詰められて殺してしまうケースも、
これまた残念ながら珍しくありません。
悲しいことですよね。
子どもは親を選べないから、子どもが欲しくてたまらないカップルのもとじゃなく、子どもは要らないというカップルの間に生まれたりするのが辛いです。
勿論、親だってどんな子どもが生まれるかは選べないし、子どもが親を殺す場合もあるけれど…。
親に殺される子どもの気持ちを想像すると胸が痛いです。
「殺す」側である親にはいろいろ言い分があるのでしょうが、「殺される」側の子どもの命を何とかして守りたいです。