神経科と心療内科、整形外科と形成外科、など違いが分かりそうで分からない、でも周りは知っている風だから質問するのを何だかためらってしまう…そんな疑問にQ&A形式で答えてくれる本。

受診・検査・薬について、体の仕組みや病気について、内分泌・代謝について、神経・感覚器・運動器について、感染症・免疫・アレルギーについて、の章に分かれています。

専門用語も出てくるので難しい所もありますが、

「薬はお茶と一緒に飲んでもいいの?」(P82〜83の内容)など、ごく身近な疑問にも答えてくれる本なので、読んでいて「へぇー!」と驚かされてばかりでした。

↑ちなみにこの答えは、昔はダメと言われていたけれど実はさほど支障はない、だそうです。
勿論、水で飲むのが一番良いでしょうけれど。
お茶より、むしろ牛乳のほうが良くないでしょうし(腸で溶けるタイプの薬が胃で溶けてしまうそうです)、アルコールで飲むのは最悪(薬の血中濃度が高くなってしまうそうです)。

また、「がん」と「癌」の使い分けも勉強になりました(P151の内容)。
上皮細胞(体の表面を覆うもの)が悪性化したものが癌腫・癌。
非上皮細胞(骨・筋肉など)が悪性化したものが肉腫。
この両者を合わせたものが「がん・悪性腫瘍・悪性新生物」と呼ばれるそうです。
や、ややこしい!
けど、こういう違いをしっかり学びたいですね。

一番驚かされた内容は、結核について。
「免疫が正常なら、結核に「感染」しても約90%は「発症」しません。しかし、感染した結核菌は分裂を停止して生き残っており、免疫が弱まると感染から50年経っていても発病(二次型肺結核症)することがあります」(P178から抜粋)
ご、50年経っていても!?

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