著者のお祖母様が小唄の先生をしていらっしゃって一日を着物で過ごす方で、また、お父様も浴衣や紬を着ていたそうで、そうした着物好きのDNAが著者に受け継がれているようです。

DNAだけでなく、お祖母様の形見の着物も譲り受けていらっしゃるのがとても羨ましい!

この一冊の本の中で、何度も何度も「祖母」というワードと、お祖母様についてのエピソードが出てきます。

いいなぁ…。
自慢のお祖母様なんですね。

余談ですが、わたしの祖母は父方・母方ともに戦時中に着物を食べ物などと交換してしまったそうなので(戦争って命だけでなく伝統文化にも被害をもたらしますね)、わたしには「祖母の形見の着物」というものがありません。
いつかはわたし自身が孫に「祖母の形見の着物」をあげられる粋なおばあちゃんになりたいです…と言ってもわたしはアラサーの今になっても結婚する気配すらありませんので将来孫どころか子どもすら持てないかもしれませんが。
残念!

さて、この本はアンティーク着物だけでなく、着物のコーディネートの仕方も素敵ですが、特に素晴らしいなと思ったのはP48あたり。
「おしゃれはやはり足元から」と題されたこのページには、

「「靴を見れば、その人がわかる」というのは、草履や下駄に関しても言えること。かつての下足番は、ただ単に脱いだ履き物の番をするというだけでなく、それを見て、その人の暮らしぶりや体調の変化までもがわかったといいます。履き物は、本当に気が抜けないところです」(P48から抜粋)

と書かれていて、わたしは慌てて自分の持っている草履やパンプスを拭きました。

高い着物や小物は買えないけれど、せめて不潔さがないように、清潔感だけはいつも出せるよう努力しようと思います。

また、P12で紹介されている「動ける着付け」にも心惹かれました。
体を締め付けず、裾さばきもしやすいので、掃除などの日常の動作もしやすいのだとか。
わたしも是非そういう着付けの技を習得したいです。

コメント

33333
2016年10月22日0:58

コメントありがとうございました。
本当に色々ありすぎた病院勤務でした。
G-darkさんはお仕事の調子はいかがでしょうか。

G−dark
2016年10月22日20:35

こちらこそ!
お疲れさまでした…。
振り回されると心身ともに疲れますよね、ゆっくり休んでくださいね。
わたしも自分のキャパを超える仕事をやっていて、たまに本を読んだり、旅行に行く妄想をして気分転換してます。

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